…さすがのジェリコー…

明日からのことを考えると、寝るのが嫌で起きてます。



いや、起きてても…結局、時は経ってしまうので、結果的には寝ていた方がいいんですけど、起きてます。（なんじゃそれ）



こんな小者の自分が嫌だ。笑




私、数年前から美術品を見る、芸術家を知ることに興味があって、毎年ある美術館へ行ってます。



そこで、子供が写真の絵を見つけ、私に伝えてきました。（ちなみにここの美術館は撮影ОＫ）




『お父さん、馬の絵あったで』って。




【エプソムの競馬：テオドール・ジェリコー】





あ、この絵か。っと思った…



皆さんも見たことあるでしょうか？

私、ジェリコーの描く馬の絵は、美術に興味がない時から、ちょいちょい目にする機会がありました。（ＪＲＡの発行する冊子とか？知らんけど）




で、あんまり好きじゃなかった…



それは、中学の頃、美術の教科書にこの絵が載ってて、馬の走る姿がどうもしっくりこなかったんです…



だって、この人の書く馬はみんな、マキバオー・マスタングスペシャル（２枚目）を決めているんですよ！！



当時の私、
『ジェリコー、わかってへんな。馬の脚はそんな風に動かんて！』



なんて、思ってたんです。（クソガキ）





でも、美術館で、この絵の解説を読んでいくと…



馬が走る疾走感を出すために、わざとあの脚の形にしている！って。



マネが『笛を吹く少年』で、耳を実際より大きく描いてみたり、のアレ。


高村光太郎が『手』で、なんか違う感あるのに変じゃないの、アレ。



そう、一流美術家たちが受け手に見て欲しい箇所を、伝えやすく、感じやすくするためのアレだったんです。



私はひねた凡人で、ジェリコーはやはり天才なのだろう…





そしたら、なんか、だんだんと好きになっていく気がしてきて…笑





うんうん、確かに疾走感あるようにみえるな。
…調子ええなおれ。ま、人間やしな。（それが調子いいんだよ）


馬の毛並みまで綺麗に描かれてて細かいよな〜。
…それは前から感じてた。


え？ドラクロワに影響を与えた？
…天才やんけ。


ジェリコーは金持ちの家に生まれた美男子？
…なんなんすべて持ってるん？ムカつく〜。身体臭いくらいのマイナスないとやってられんで。




そんなことを考えましたよ。




な〜んソレ！！（ＺＡＺＹ調）