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2021/10/10 03:24

…馬運車の旅【去勢手術2】…

※不快な表現があるかもです。デリケートな方は注意です。



1からのつづきです。



洗い場に馬が2頭。

おっさんが暑いだろうからと、大きな扇風機を2頭の前に置いた。


これから去勢手術が始まる。

変な緊張感でドキドキしていた。



乗馬クラブ内はポップな有線放送の曲が流れていた。



ちなみに、完全な余談なんですけど、私もこの数年後に同じ箇所を手術した経験があるんです。(去勢手術じゃないけど)
だから、気持ちは分かるんです。(切って縫った…)
こわいんですよ〜、めちゃくちゃ。


その時の手術室。
患者を落ち着かせるためか、世界の名曲がヒーリングバージョンで流れていました。笑



さ、馬の話。


なんと局所麻酔です。(私もね)



そして、おっさんがなんとも切れ味の悪そうな、大きなハサミを取り出した。



なんで?
なんでそんなに切れ味悪そうなん使うのん?(ちなみに私は電気メスね)



と当時は思っていたが、これには理由があって。

大事な箇所。
馬が動いた際、切れ味が良いと、切ってはいけない所まで切ってしまったりと危ないからだそう。


切ってる時、馬は目をひん剥き腰をくねらせ怯えているようでした。(そらこわいよな)



おっさんは、切った箇所から手を突っ込んで、タ〇タ〇を引っ張り出す。
手際が良い。



おっさん「そこのバケツ持ってきて。」



私『はい。』ピシッ
転がってた汚い青いバケツをおっさんに向ける。




ドン。




おっさんが何かを投げ入れた…



タ〇タ〇だ!!



おっさんはニヤッとして。
「食うか?   ウマいど。」と言った。




私『いや、いいです。』




震えた。




おっさんはその後も手際よく手術を進めたが、2頭目はタ〇を一つしか取ることが出来なかった。



おっさんは「下りてこんもん!片金なってもたわ。」
「はい、終わり。」と不服そうだった。



2頭の股間に鉗子が何本もぶら下がっている。


タ〇が3つ入ったバケツを持ち、立ちすくむ私。



私『ぬ、縫わないんすか?』



おっさん「そんなめんどいことするかいな。駆血終わったら鉗子はずして終了や。」



これもびっくりしたけど、縫合すると血の行き場が無くなったりとかもあって縫合しないのだそう。




ちなみに私は(またその話すんの)縫合の途中に麻酔が切れました。



え?めちゃくちゃ痛いんですけど!!



先生「麻酔追加してもいいけど、あと3針やから我慢して。」

と言ってきた。



我慢!?



その時、手術室は、ホイットニーヒューストンオールウェイズ・ラヴ・ユーのヒーリングバージョンが流れていた…



激痛の中、気づいたことが一つ。



あれ?先生。曲に合わせて縫ってない?笑




エンダ〜、イヤ〜♪




心の中で何がボディーガードや!!思てましたよ。



この話。


ネタやろ!言われますけど、実話です。




また話が逸れ、落としどころもなくしたところで。



終了です。毎度まとまりなくてすみません。

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