…他に考えることは無いのか！！…

先日東サラから、レッドルレーヴの引退報告書類が届きました。
Yahoo!ニュースの抹消馬紹介でも写真付きで紹介されていましたし、改めて引退したんだな〜、っと感じています。

そんなこんなで、前回の日記では、レッドルレーヴの思い出と想いを書きました。
今回は考察を…（前回あんな書いたのにまだ書くの…）


レッドルレーヴはずっと、トモが弱い、トモが弱い。と言われ続けてきました。

いつだったか、トモがグラグラすると言ったコメントを見たんです。
わかりにくい表現だな。っと一瞬思ったけど、そこであることを思い出しました…


乗馬をしていた頃、どの馬のどの箇所が強い、弱いだのを考えて乗ることはほとんどありませんでした。


研修時代は、ひたすら自分の技術向上のため。

指導員時代は、お客さんが乗った時に悪さをしないようにする馴致のため。

馬のことを考えて乗っていないのだから、馬のことを気づけないことは当然といえば当然で。もっと馬のことも考えて乗っていれば、もうちょっと上手くなれていたのかもな。と、今になって思います。


脱線した…
ある華奢な馬（馬名は伏せますけど近親にオークス馬がいるとかいないとか）を障害飛ばしている時、後ろが気持ち悪いな〜。っと思ったんです。
それからその馬に乗る時は、気にしていたこともあるんでしょうけど、時間が経つにつれて後ろが気持ち悪い、と感じることが多くなっていった。


その気持ち悪さの原因は、不正駈歩。
本来の走りである交差歩法とは異なる、前後バラバラの走り。
一度そうなると気を付けていてもダメ。（回転運動を入れると安定するんですけどね）

今考えると、もともとトモに力が無いなか、がんばって障害を飛んでいた。
そのうち、疲れてきてヘトヘトに…

でも真面目な馬だから、障害に向けられると、がんばって飛ばないと！っと考える…
そして身体が付いて行かなくなり、不正駈歩になってしまう。っと言った感じでしょうか。


レッドルレーヴも、走りのバランスが崩れたかな？っと感じることが多くあった気がします。


フラワーＣは最終コーナーで馬に寄られた際、手前が変わり逆手前で回ることになった。


フローラＳは手前を変えてから失速。


以前書いた未勝利戦のひとこと日記でも、ゴール直前の走りが変だったと書いていた。


実は、これとは別にスタート後の走りも不正気味なことが多かった。
スタート後の不正走法に関しては、ルレーヴ以外の馬でもたまに見るので気にしてなかったんですけど、エネルギー消費は大きくなりますし、ルレーヴに関してはやっぱりトモが弱いからなんでしょうかね？


レッドルレーヴは、上で書いた子（華奢な馬）と一緒で走りに真面目なタイプだったと感じています。
疲れて前肢の走りに後肢が付いてこなくなった時、走りのリズムを崩し（不正な走りになって）、結果的に失速してしまったのではないでしょうか。


レッドルレーヴとほぼ同じ血統（７/８同血）のドゥラメンテは皐月賞時、ルレーヴのフラワーＣと同じように、４コーナーで手前が変わってしまった。
そしてその瞬間、外に吹っ飛んでいった、ってことがありました。

ドゥラメンテはそんな破天荒な走りをしても、有り余るガッツとポテンシャルでレースを勝ち切るスーパーホースでしたけど、このドゥラメンテも前掛かりな馬で、走りのバランスは崩れやすかったのではないでしょうか？


前肢と後肢のパワーバランスが悪く、結果的に前脚に負担が掛かり怪我に繋がってしまったんじゃないのか？そう考えると、妙に納得出来る…


いろいろ寄り道してしまいました。
レッドルレーヴはこの後、繁殖に上がって仔を残すと思うんですけど、この走りを受け継ぐのなら、怪我の心配をしなければならないのかも知れません。
エアグルーヴの血筋は、もともと怪我が多いですしね…


でも、それを差し引いたとしても、魅力溢れる血統ですし、期待して待ちたいと思っています。


名前の由来である「夢」。は、まだまだ見れそうです。


母親になるのも楽じゃないでしょうから、ぼちぼちな〜。