第１指骨剥離骨折　相次ぐ

先日新馬戦を７馬身圧勝したアルーアキャロルは第１指骨剥離骨折発症の為、木曜日にノーザン天栄に放牧に出されました。手術も必要でなさそうなので、心身の成長を促すには丁度良い休養だと思います。

と思っていたのも束の間、今度はノーザン天栄で調整されていて来月のデビューに向けてトレーニングを重ねていたアフィニータも第１指骨剥離骨折でデビューが延びることになりました。
先日シルクで公開された坂路での強めの調教ではハービンジャー産駒らしいダイナミックはストライドで駆け上がっていました。３Ｆも単走で４０．６ですから今後に期待できる状況でした。今までのシルク募集馬のハービンジャー産駒で私見では１番「らしい」走行フォームをしていたので、本当に楽しみにしていましたが・・・。

気になって第１指骨剥離骨折発症後の活躍馬についてチョット調べてみたのですが、あまりにも多すぎて途中で辞めました。最近ではリアルスティールがそうです。
ＪＲＡの診療所における研究でも予後は良好で若いお馬さんには発症しやすいとのこと。休養をキチンととれば回復するので通常の治療と休養で・・・、とのこと。

今回のアルーアキャロルとアフィニータは歩様には出てなかったですが、球節辺りが腫れていただけだったので、軽度でも更に軽い方のようです。人間で言うと手の甲と指の付け根辺りになります。成長過程で更にトレーニングを重ねると腫れが引かなくなり痛みを伴って来るので、今回のアルーアキャロルの３ヶ月と言う期間が出てきたようです。

個人的アノマリーとして見ると、飛節軟腫と第１・第３指骨剥離骨折発症の競走馬はソコソコ活躍するイメージがありますが、どうでしょうか。

いずれにしろ競走能力に影響はなく心配する必要はないようですので、時間が出来れば天栄まで会いに行きたいですね。