ラストインパクト君　引退

シルクから書面が到着して、気持ちが落ち着いてから日記を書こうと思っていましいたので遅くなりました。

今週月曜の昼に突然シルクからの近況メールからして良くないお知らせであることは察知できました。

ラストインパクト君は本当にツキのない仔だったと今から振り返るとそう思わされます。
ゲート試験からゲート入り時に嘶いたと言うことで不合格になるなど本当に苦労してゲート試験に合格しながら新馬戦では見事に能力を発揮して勝ち上がり。
ダービー出走を目指してＯＰ戦に出走するも池添騎手のボケた騎乗や勝ち切れないレースが続くなど青葉賞までは本当にジリ脚気味なレースが続きました。
古馬混合戦に参入後に現地応援した中京の有松特別ではハミが外れるアクシデント、そして神戸新聞杯では蹄鉄がハズレて打ち直し時にイライラして上手く行かずにもうこの時点で降参状態。
菊花賞では４着に頑張って充実の４歳を迎えましたが、４歳最後の有馬記念で最も後悔が残る乗り役の未熟さに付き合わされて、今後もこのツキのない乗り役とは相性が合わずに残念な競馬をしています。
５歳時にムーア騎手が香港での騎乗停止のため有馬記念を騎乗できないことも本当にツキの無さを感じましたが、この期に及んで種牡馬入りせずにノーザンホースパークでの乗馬として引退。


まあ何だか恨み節になってしまいましたが、運の無い仔である仔ことを改めて実感しますが、そんな中でもシルクホースクラブ史上最高獲得賞金を稼いでくれた、本当に親孝行のお馬さんです。
青鹿毛の見栄えがする本当に素晴らしい馬体の持ち主でしたが、現状種牡馬入りするには父馬である大御所ディープインパクトがまだご健在であることと、その後継者と思われる産駒の種牡馬成績がキングカメハメハ＆ロードカナロアのように明らかな結果を残せていないことがあると思われます。
シルクの書面でも国内外問わずに検討しても戦績や条件に見合う提案がなかったとのことです。

今後はノーザンホースパークで乗馬をしながら実績馬の保養所で今後の馬生を送ることになりそうです。行方不明にあることはまずあり得ませんでしょうし、会いたい時に会える場所で暮らすことになるので、個人的には現状最良の選択ではないかと納得しています。
種牡馬界でも競争をしなければいけないですし、もうこれ以上競争をしなくても良いということではこれで良かったのではと思います。


今まで沢山の夢と感動を体験させてくれました。お疲れ様でした。