今週の雑感

ドバイワールドカップデイが終了しました。
今年出走の日本馬は勝つことは出来ませんでしたが良い内容のレースが出来たお馬さんは良く頑張りました。ただ帰国後の成績では明暗分かれることが多いようですから帰国後の十分なケアと万全な出走体制をお願いしたい所です。

こうして見るとやっぱりラストインパクト君がシーマクラシックで３着に入着したことは凄いことだと改めて実感します。クラブとしてももう少しドバイシーマクラシックで頑張ったラスパク君のことをもっとＰＲして欲しいですね。
ラスパク君の残した功績は確実にシルクの後輩たちに受け継がれているハズです。

今日はダート３歳ＯＰ戦の伏龍Ｓが行われましたが、川崎の全日本２歳優駿を勝利して怪物級と評されていたルヴァンスレーヴ は残念ながら惜しくも２着に・・・ドンフォルティスの方が先着しました。
シンボリクリスエス産駒のダート適正としては良馬場向きではなく稍重から重馬場の酷い馬場状態ではなく時計の出易いダート向きですから、今日の馬場はあまり向いているようではなかったですが、重馬場で施行されることが多いＪＤＤ向きと言えるでしょう。
ドンフォルティスはプロミストリープと血統構成が非常に良く似ており今日のような馬場と展開向きなお馬さんと言えるでしょう。もし良馬場でＪＤＤが行われてプロミストリープが出走となればこちらがライバルとなりそうです。

本日の阪神１０Ｒでレーヌドブリエの弟馬であるホウオウドリームが直線鮮やかな差し切り勝ちでＯＰ馬の仲間入りとなりました。首の使い方などの走行フォームを見ていると姉馬のレーヌドブリエにソックリで、父親が異なれど母の遺伝力にビックリしています。ノーザンファームのメソッドを導入する前のレイクヴィラファームはやはり宝の持ち腐れ状態だったのでしょう。
血統が良くても生まれてからの生育過程・・・そして人間が本格的に携わる育成過程は競走馬にとって非常に大切であると言うことでしょう。

本日の大阪杯優勝のスワーヴリチャードを見ていると古馬になってからの成長力としてはディープインパクトよりはハーツクライの方が父馬として優れているのでしょうか・・・何となくディープインパクト産駒のデビュー後で苦労しているお馬さんの勝ち上がりが厳しい現実を見るとやっぱり厳しい競馬界であると感じます。血統が良かったり募集価格が高いからと言って決して確実に勝ち上がりが出来るとは言えない現実です。

写真上は今月末に出走予定のラバピエス＆下は来週の福島で２戦目を迎える予定のツィンクルペタルです。今月はこの２頭が良い内容の競馬が出来そうな予感がします。
ラバピエスの過去の映像を確認する限り、前走２着での明らかに変化した首を上手に使った走行フォームは成長した証でしょう。
ツィンクルペタルは疲れが溜まり易かった状態が解消されつつあるようです。馬体重も４６０キロ前後の放牧時の馬体重ですので４４０キロ周辺で出走出来れば・・・