船橋競馬　佐藤賢二調教師が逝去されました（日曜結果も追記しました）

まずはいつも通り今週のレース回顧から

ヴェルトゥアル　　２日(土）福島４Ｒ　４歳以上障害未勝利　　６着／１４頭　障害２７７０ｍ

アルコレーヌ　　　２日(土）京都６Ｒ　３歳１勝Ｃ　　　　　　３着／１６頭　Ｄ１８００ｍ

ナイトオブレディ　２日(土）京都９Ｒ　矢車賞　３歳１勝Ｃ　　１０着／１０頭　芝２２００ｍ

リベリアスハート　３日(日）東京２Ｒ　３歳未勝利　　　　　　７着／１６頭　Ｄ１６００ｍ


ヴェルトゥアルは前走からは明らかに体調が良さ気な雰囲気で、道中は先行集団に取り付いていましたが３角手前から徐々に位置取りを下げて直線頑張りを見せるも６着でした。
まだ４戦目と言うことを考えるとダメ出しを・・・と言う状況ではないと思います。体調が良かった分、前半に勢いよく行き過ぎた面が、結局お馬さんに負担を与えてしまったような騎乗のように思えます。まだこれで障害を見限るのは早計だとは思いますが・・・


アルコレーヌは初の１８００ｍ戦のペースに気持ちが合わなかったように見えましたが・・・皆さんどうご覧になったでしょうか？京都のダート１８００ｍとは言え、勝ち馬は気持ちよく逃げることが出来ましたが、アルコレーヌは１４００ｍのレースをしているように私には見えました。
１８００ｍは克服できる距離ではあると思います。もう少し直線の脚を溜める競馬が出来ればチャンスはあったでしょうが・・・結果的には収穫のある内容だったと思います。
暖かくなって馬体も物凄く良化していましたからやっぱり寒い時期は苦手なんでしょう。

これで総収得賞金が募集金額を越えることになりました。十分親孝行なお馬さんです。


ナイトオブレディは今回出走の成績的にも分が悪いのは事前に感じていましたが、馬体面でもまだユルユルで勝ち上がるということを意識出来る段階ではないことがパドックからも明らかでした。道中もハミ受けが悪くて若さを存分に見せつけてくれました。
活躍はもう少し馬体が凛々しくなってからでしょうかね。


リベリアスハートは７着と２アウトを何とか回避することが出来ました。ダートだと頭が高くなるフォームになってしまうようで、まだトモがしっかりしていないため前駆だけで走ってしまいがちですね。直線で進路を変えようとすると寄れてしまったり、とにかくトモの成長が今後の進退に影響しそうです。ダートに出走することでトモが鍛えられれば幸いです。今までの芝での中途半端な競馬は結果として身にならなかったようですね。
このクラスとしては勝ちタイムがチョット速かったですが、今日の内容は決して悲観するものではありませんね。


昨日・・・と言うかニュースを知ったのは今朝１２時だったので、あまりにも突然のお知らせでビックリしています。東京プリンセス賞の表彰式でも登場していたので、まさか・・・と言う感想しかない今回の逝去のお知らせ。

私はもうかれこれ２０年以上前に何故か船橋競馬場で厩務員をしておりました。大卒後１年チョットで退職してプラプラしてした時に船橋競馬場に訪問した時に厩務員募集の広告を見て直ぐに応募して競馬人生をスタートさせたのですが、当時は厩舎の縛りがとても厳しい中、頃合い同じくして５馬房で開業した佐藤賢二調教師とは厩舎の隣近所と言うことで自分の所属調教師以上よりもお世話になった記憶しかありません。
船橋競馬とは２年足らずで去ることになるのですが、「サトケン」さんはその後沢山の弟子としての騎手を自厩舎で育て、沢山の名馬を育てることになります。
遠くから見ていても、自分で手に掛けたお馬さんや厩舎人が成長する姿を見るのがお好きな方だったように思います。成長しそうなモノことに関しては本当に手を掛けていたように思います。

今回の写真にある鞭も私が馬乗りを勉強するのにあたって頂いたモノです。本来なら所属厩舎から支給されるのでしょうが、世話好きな調教師ゆえの遺品になってしまいました。

最近の勝利時写真は明らかにガンを罹患したような姿になってしまいましたが、お馬さんの成長を見るのが大好きな御大ならではの口取りなのでしょう。

ちなみにサトケンさんには１男１女の子息がおりますが、長男は船橋市内の超エリート校へ進学して、その後は不明ですが・・・

合掌