エジプトのモーセ

『短気は損気』とは

短気を起こすと結局は自分が損をする。

ってニュアンス。


短絡的に怒ってしまい

失敗したって言う経験は沢山ある。


冷静になってみると

「あの時、怒らなければ良かったなぁ」

って後悔の感情が。


結局、「さっきはごめんね・・・。」

と、謝りに行くことに。

『喜怒哀楽』の゛怒″は

すぐに表に出すと失敗した経験が多い。


そう言う諺を先人たちが造っているのだから

短気で失敗した人も相当多いんじゃないかな。

国、時代を問わず、

『短気は損気』は共通事項みたい。


日本人の親や教師は、怒りっぽい子よりも

大人しくて何でも言うことを聞く子を

『良い子』って言う傾向がある気がする。


大人しい＝長所、怒りっぽい＝短所

なのかな？


私は個性だと思う。

裏返せば反対の長所も出てくるはず。


偉人と言われる人たちにも

『短気』の個性を持った人は沢山いる。


松下幸之助、本田宗一郎、ジョブズと言った

スーパー経営者。


芸術面で成果を遺した人も

感受性豊かなためか

短気と言うか感情的な人は多い。


短気を『長所』として伸ばしていけるかどうか

『短所』として矯正しようとするかは

子供の時に一緒に暮らす家族や教師の教育が

ウェイトを占めているのかなって思う。


子供の頃、牧師さんが語ってた言葉に

疑問を持った事がある。


「イエス様は、朗らかな、おっとりしたイメージを持つ人が多いけど、

聖書を読むと良く解るけど、滅茶苦茶気が短いんです。

とにかく、怒る（叱る）描写が多い。」

「神様は気が短い人をリーダーに選ぶ。」って。


個人的には

「ケンカしない 人の方が絶対平和だもん」

って思ってたので

終わった後、すぐに牧師さんを質問攻めにしたっけ（笑）


返ってきた答えは

「じゃあ、一緒に神様に祈ってみようか」


少女マカ「」



聖書には

「求めよ、さらば与えられん」マタイ福音書7：7

・・・と。


求めれば、きっと答えを下さるはず。。。


短気なリーダーとして

真っ先に思い浮かぶのは

『出エジプト記』のモーセ。


・同胞を苛めてたエジプト人にキレて殴り殺し、逃亡。

・荒野で水が無くなりイスラエル民族が文句を言ったためブチ切れ
　⇒神様から「お前は約束の地に入れない」と宣言される。

・偶像 崇拝に耽ったイスラエル民族を見てブチ切れ、石板を叩き割る。
　⇒再びシナイ山で40日間の断食と祈りをすることに。


これだけ書くと、短絡的でおっちょこちょいな人。

しかも、だいぶお年を召されているのに。

日本人の間でも、モーセは短気で短絡的で

イメージが良くない事が多いとか。


でも、書かれているだけでも60万の民族の首領となり

エジプトでの苦難430年（諸説あり）から脱出させ

本人こそダメだったけど『約束の地』へと

イスラエル民族を戻した英雄。


社会人になってから感じる事が多いけど

おっとり＝仕事が遅い、のろま
せっかち＝仕事が早い、テキパキ

って言う世界も多々ある。


モーセは、『短気』を補って余りある

長所が沢山あったのだと思う。

抜群のリーダーシップ、頭の良さ、行動力、感受性の豊かさ。

こういった長所が、神様が愛した所なのかなと。


行動力に長けるリーダーに、温厚で思慮深い２番手。

『アメとムチ』じゃないけど

そういう形が組織は一番上手く行く気がする。


安息日は、エジプトで奴隷制度に苦しむ

イスラエル民族を少しでも休ませるため

当時エジプトの王子だったモーセが

制定したと言われているのだそう。


厳しさの裏には本来思いやりがあってこそ

『怒』の感情が長所になる。

モーセはそういう優しさも持っていた。


短気は確かに欠点でもあるけれど

それは豊かな感情の裏返しでもあり

神様が愛する部分にもなると思う。










ウチのお姉ちゃんずはよく怒るけど

わたしの事が大好きなんだよね、きっと(*´ω｀*)

って事で日記430回投稿達成☆

エジプト脱出ぅ〜〜♪