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2017/11/11 08:00
【Tiznow】Wins It For America!
大井競馬場にある
「Champions TCK」と言うグッズショップに
多分、売り物じゃないのだけれど
素敵な絵画が飾ってある。
一組の人馬が描いてあるもので
誰の作品なのかすらわからないけれど
とにかく、私にとって心惹かれる素敵な作品。
その絵画をよく見てみると
題名(だったかな?)が書いてあって
馬の名前が【ジョンヘンリー】
騎手は【クリス・マッキャロン】と書いてある。
ジョンヘンリーとクリス・マッキャロンと言えば
米国のみならず、世界の競馬史に
燦爛と輝く実績を遺したことは
若輩のわたしでも少しは知ってる。
絵画になってまでも人を魅了できるこのコンビは
本当にステキなコンビだったのだと思う。
実際に、とても人気があったみたい。
わたしも、あと云十年早く生まれたかったな(泣)
ジョンヘンリーはジャパンカップで来日もしてる。
結果は残念だったけれど、
当時の最高賞金馬を間近に見られたのは
当時の発展中の日本競馬界にとって、
収穫はかなり大きかったと思う。
戦績を見てみると、JCで来日した翌年から
初タッグを組み、
のちの全てのレースでクリスとコンビを組んでいるみたい。
クリスは、と言えば
岡部幸雄さん(当時騎手)の米国遠征時に
「Take it easy(気楽に行こうぜベイベー)」と言って励ました
と言うのが、競馬ファンの間では有名なお話。
騎乗技術はもちろん
馬を降りても紳士として知られ、
多くの慕う人が居るのだとか。
でも、勝負の世界は
『紳士』なだけではもちろんダメ。
私的にはタマモクロスとオグリキャップの出た
JCの逸話が好き。
ペイザバトラーに乗ったクリスは
直線に入って右鞭を連打。
ペイザバトラーを意図的に左に大きくヨレさせ
勝負強いタマモとの叩きあいを避けて優勝させたって言うお話。
ド素人のわたしは
ペイザバトラーがバテて
「フラッ」としたと思ってた(笑)
クリスは斜行で戒告を受けたらしいけれど
綺麗ごとだけじゃなく
いい意味での“汚さ”と言うか狡猾さがある。
「清濁併せ呑む大きな器」じゃないと
世界のトップには立てないって感じる話だと思う。
リスみたいな可愛い顔なのに腹黒い(笑)
日本人は特に綺麗ごとが多いからね・・・
今なら日本だと
やっぱり武豊さんが一番凄いのかなぁ。
それでね、
名手クリス・マッキャロンの最高の相棒を挙げるなら
わたしは【Tiznow】を推したい。
子供の頃から大好きなコンビだからね☆
1984年に創設されたブリーダーズカップも
歴史を重ね、今年で34回。
特にクラシックは多くの歴史的名馬が
優勝馬に名を連ねているので
世界でも最高峰の一つに数えられる。
今年は世界最高レーティングのアロゲートが
連覇に挑んだけれど残念ながら敗北。
過去には
ゼニヤッタやシガーなどが連覇に挑むも
大きな壁に跳ね返された。
それほど、
一度勝つだけでも大変なレースなのだと思う。
そんな中でもティズナウだけが
2017年現在で唯一BCクラシック連覇を果たしている。
正直、日本人からするとゼニヤッタやアロゲートなどの
名馬からすると馴染みも薄く
物足りないイメージすらあるような。。。だけど。
破った相手はジャイアンツコーズウェイやガリレオ
フサイチペガサスやサキーetc...
申し分無い。
特に
【ド根性を絵に描いたようなジャイアンツコーズウェイ】
vs
【叩き合いなら絶対負けないティズナウ】の
2000年BCクラシックは
カメラワークも素晴らしく、本当に見ごたえあり。
連覇を果たした2001年だって
9.11の直後で気持ちが沈んだ米国に勇気を与えた。
レース後の盛り上がりは
今見ても鳥肌が立つくらい感動する。
ティズナウは競走馬としても素晴らしい成績を収めたけれど
20歳を超えて後継種牡馬も沢山出した。
でも
彼にはまだ貴重なマンノウォーの血を広める重要な使命がある。
日本ではサニングデールやカルストンライトオが活躍して
種牡馬入りしたけれど尻つぼみ。。。
できればティズナウの血を米国でもっとバックアップして
広めていけたらすごく嬉しいのだけれど・・・
まぁ、所詮は小娘の妄想劇(笑)
色んな大きな事はプロにお任せしてと。
これからがどうであれ。。。
Chris&Tiznow!
You are my hero forever!
これからもず〜っと愛してます(*^^*)