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2017/11/14 07:00
【最高のパートナー】伝説の名手ピゴットとSir Ivor
南関東での無敗の3冠馬となった
トーシンブリザードは
すごく大好きな思い出深い馬。
この世代の中央の同期には
アグネスタキオンやジャングルポケットなどで
現在でなお”最強世代”とも言われる。
その中にあって
「南関東のトーシンブリザードの方が強い」
と、、、当時の私は疑わなかった。
結局、骨折で白紙になってしまったけれど
セントライト記念に出走するって聞いた時は
楽しみで仕方なかった記憶。
そのトーシンブリザードの最大の長所に
強い時の主戦だった石崎隆之騎手は
【抜群の賢さ】をあげている。
賢く操縦性の高い馬は
人馬一体で無駄の無いレースをする。
そう言えば
タイキシャトルもヘタな人間より余程賢いとかww
・・・そんな事をニヤニヤ思い出しながら。。。
以前なにかで読んだ
【レスター・ピゴット】の記事を思い出した。
ピゴット=Nijinsky Nijinsky=ピゴット
のイメージがある
みたいな事を確か武豊さんが仰ってた。
でも、レスター自身がベストに挙げたのは
【Sir Ivor(サーアイヴァー)】と言う馬。
これは現在Wikipediaにも載っていたので
今では周知の事なのかもしれないけれど
個人的にはとても意外だった。
もちろん、サーアイヴァー自身も
素晴らしい成績なのは間違いないのだけれど
やっぱり英国3冠馬でもあるニジンスキーの方が
実績は上と言うよりほかない。
レスター自身はニジンスキーの方が身体能力は上
と感じながらも、メンタル面などを含めた
総合力ではサーアイヴァーの方が上との判断なのだとか。
やっぱりその最大の特徴の一つに
『抜群の賢さ』を挙げている。
まぁ、賢いと言っても
ずる賢いとも考えられるわけで
性格も良く賢く従順と言う意味なのだとは思うけど。
そこで思い出すのが
日本の最強馬論争でよく出てくる
シンボリルドルフvsディープインパクト
ルドルフ主戦の岡部さんは
「間違いなくルドルフが上」と即答した。
恐らく武さんも
「ディープインパクト」と答えると思うし
これは、答えは出さなくて良いとも思う(笑)
両馬とも逸話に賢さが出てくるように
抜群の賢さを持っていたけれど
やっぱり、操縦性や弱点の少なさなら
わたしは岡部さんのおっしゃる通りにルドルフの様な気がする。
でも、
身体能力ではディープの方が上だとも思う。
結論、両方名馬。それで良いじゃないw
まぁ、それに似ている論争かな。
あとは他人の想像でしかないのだけれど
やっぱり騎手として強い馬に乗るのは嬉しい事だけど
人馬一体で勝利を得ていく事の方が
喜びは、より大きいような気がする。
極端な話だけど、
ただ跨っているだけで誰が乗っても勝てる最強馬より
お互いに大切なパートナーと認め合って
信頼関係を築いて掴む勝利の方が
やっぱり、忘れられない勝利になるのだと思う。
だからこそ、レスターにとって
賢く、人馬一体の深い信頼関係を築けたサーアイヴァーは
生涯で忘れられない最愛のパートナーになったのかなぁ
・・・などと邪推してみた。
そんな賢くプロフェッショナルだった
サーアイヴァーの血は
現在オセアニアで版図を広げている。
後継種牡馬となった一頭の
サートリストラムが
ニュージーランドで大成功。
その直仔ザビールがオクタゴナルを
更にその直仔にロンローがおり
彼の仔も大活躍しピエロなどの後継種牡馬を輩出。
オセアニアで一大版図を築いている。
名手レスターピゴットとサーアイヴァーの
人馬一体の【絆】から
遠い異国の地で広がる血統のロマン☆
こんな見方も競馬の魅力だと思う(*^^*)
これからもサーアイヴァーの血が
ずーっと栄えていきますように。