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2015/05/08 06:55
血統とは
血統について
血統は種牡馬とブルードメサイアのニックスが影響しますのでどの世代に何が入ってるかってのは結構重要な事です。配置によっては良さを打ち消し合うので父系と母系の配置には注意が必要ですね。
あとはインブリードを狙った◯×◯の◯のクロス
4×3が黄金配合と呼ばれてますが、インブリードが多いと産駒の健康面に影響が出ます
アウトブリードで成功した例は、ディープインパクト
ほとんど海外の血ばかりなので、遡るとどこかで混じっていますが、ずっと前になる程アウトブリードの効果はあります。
サイアーラインというのも重要で、父がディープインパクトだからといって、ディープインパクトの特徴を受け継ぐ訳でもなく、父母父系の影響も受けますし、父母系にいる牡系がブルードメサイアと相性がいい場合もあるので、必ずしも距離がどうとかスピードがどうとかという事はありません。
ファミリーラインという牝系の母から母を辿っていくラインにどんな種牡馬が入っているかで、潜在能力も変わっていきます。ずっとずっと辿っていくとイギリスのロイヤルメアという牝馬にたどり着きます。
日本だとオーストラリアから輸入したミラという牝馬にたどり着きます。
ラインブリードという概念もあり、同一の系統から枝分かれした父を持つ子同士が配合して、何代も前の特徴などを受け継ぐ要素もあります。
◯◯が入ってるから重馬場の鬼
◯◯が入ってるから気性難
◯◯が入ってるから距離はダメ
◯◯のスピードがないと府中では用無し
◯◯が入ってるから中山適性があるが府中では用無し
そーゆー簡単なものではないので
もっと世代を遡って見ていく事が重要です。
見る側に都合のいい血統が強く出てくるわけでもないので過度な期待は禁物です。
例えばトニービンが切れ味があると言われますが
それはゼダーン系の産駒が切れ味があるだけなので
間違いではないですが、ちょっと違います。
もっと遡るとグレイソヴリンがいて、グレイソヴリンはまた切れ味とは違う脚質をしています。
トニービンだからといって切れ味を受け継ぐとは限らなくてグレイソヴリン系の脚質を受け継ぐ事もあります。
しかもトニービンは本来は東京ではなく中山とかローカル向けの脚質であり、2段ロケットみたいなもので、2段目をスタミナで押し切るような足です。スローの瞬発力勝負ではサンデー系に負けてしまいます。トニービンが勝てる条件はハイペースの消耗戦なので、スタミナ血統に裏打ちされていない限り距離が伸びるごとにスローペースになるごとにサンデー系の切れ味に負けてしまいます。
馬によって馬体の作りは違うので
父系母系どっちの血が色濃く出ているのかってのは
パドックや写真ちゃんと見た方がいいと思います。
歩く時後ろ足を離す位置ってストライドに関係してきますし、飛節は使える脚に関係してきます。
距離についての適性は胸前が深いか浅いか、胴が長いか短いか、繋ぎの角度や長さはどうかだけでもわかるんですけど、筋肉の柔らかさも重要だったりします。
特に胸前の深さは心臓の大きさに関係しますので
そこは重要なポイントです。
新聞やテレビで覚えた中途半端な知識では恥をかくだけなので、血統だけに踊らされない事です。
飽和している血が多いので、覚えるなら、8代前ぐらいまでの血統の特徴を覚えましょう。もっと遡ると2つの牝系に行き着き最終的には3頭の馬に辿り着くことになってます。そこから答えは見えてきます。