JC 回顧　　チャンピオンズC

キタサンブラック。
強かったですね。初めて着差をつけて勝ったんじゃないかな。(笑)いつもギリギリで勝ちますからね。
父ブラックタイド、母父サクラバクシンオー。
もはや血統派の人はどうすることもできないですね。
私もこんなこと言っては恥ずかしいですが、展開に恵まれたとかよく言ってました。(笑)昨日も確かにそうです。展開に恵まれました。
しかし、なぜ展開に恵まれるのか。そして、本当に展開に恵まれただけなのかを突き詰めるとこの馬の強さがだんだんわかってきたつもりです。

私がこの馬に本命を打ったのはスプリングS。
当時、リアルスティールが共同通信杯を勝って一番人気でした。　まぁ福永だし、試し乗りをするだろう、中山を経験させたいだけで勝ちにこないだろうと踏んでキタサンブラックに本命を打ちました。
レース内容見ても上手く立ち回ったキタサンブラックがギリギリ先着。
リアルスティールの方が断然能力は高いと思いました。
皐月、ダービーとその見解は間違えてなかったですが、菊花賞から全てが間違えてました。
内で我慢してただけ、誰も競ってこないだけ、いろいろとキタサンブラックに対しては好印象をもたなかった。
私と同じ人も多いでしょう。たぶん。
遅いですが、この馬の強さをはっきり認識したのが宝塚記念。
こんなに強かったのか。180度この馬の評価が変わりました。
昨日のJC 、確かに強かった。しかし、もう驚きません。現役最強にふさわしいレースでした。今ならドゥラメンテでも勝てない可能性があります。
いや、昨日の馬場ならそれは間違いないでしょう。
この馬を潰しに行ったら逆に潰れます。そういう玉砕覚悟の馬がいて初めて隙ができるレベル。まぁそんなレースを潰すようなことはどの騎手もしないでしょう。武豊に対してそれは無理です。

サウンズオブアース
今回はこの馬を切る、切らないが運命の分かれ道でした。
堅い決着だろうと思ったので3連複4点勝負のため切ることになった馬。
さすがデムーロ。有馬記念でもその辺にいてるでしょう。

シュヴァルグラン
成長してるのは間違いないが、2400でも短いのか。反応が遅い。たぶん中山は合わないと思う。有馬記念の予定みたいだが次は積極的には買いたくない。

リアルスティール
勝ちに行った分終いが甘くなりました。
やはり2000がベストのようです。
後ろからでもモーリスには敵わないし、前に行ってもキタサンに潰される。
いよいよ能力の限界を感じました。
G 1を取るのは厳しいでしょう。しかし、毎回きっちり走る馬。ヒモには入れるべき馬です。

ゴールドアクター
有馬記念で今回のメンバーで唯一逆転可能だと感じる馬です。
可能とはいえかなり低いですが、まずパドックの悪さ。天皇賞まではいかなくても近い悪さです。状態は万全ではなかったと思いました。
得意の中山でなら一分の望みはあるかと思う。

レインボーライン
まぁこんな感じでしょう。ほぼ予想通りの走り。強い馬には勝てない馬です。
まぁこれから力をつけて行くでしょう。しかし、自分から勝ちに行く競馬をしないと先はありません。

ディーマジェスティ
やっぱりって感じでした。
嘘であってほしいがこれが現実。
3歳3強を形成しましたが、菊花賞を見てん？って思いました。
私の中で強い差し馬とはペース問わず自分の力で上がっていける馬です。もちろん騎手が押すのですが。
共同通信杯を見た時、強い馬だと感じました。4コーナーで押してるのにゴール前まで伸びてましたから。
ディープ産駒特有のキレはないですが、ゴールドシップのようなバテない脚だと思いました。
皐月、ダービーでもそのイメージとは重なり、強さを感じたものの菊花賞でのあの落胆は忘れません。
こんな馬だったかなと思いました。ペース問わず押せば伸びる馬が菊花賞では別馬でした。輸送が原因であってほしいと思いましたがたぶん違いますね。
ハイペース専門の馬です。今の評価は。
自分から勝ちに行くこともできません。
今の競馬でハイペースを望むのは酷です。なかなかなりません。かなり厳しい馬になりました。秋2戦で最も評価を落とした馬です。成長に期待してます。

チャンピオンズCですが、豪華なメンバーですね。
現在のダートの最高のメンバーと言ってもいいでしょう。
本命は決めかねてます。コパノリッキーかノンコノユメか。
たぶんどちらかになると思います。
一週間ちゃんと考えます。