66件のひとこと日記があります。
2015/09/02 21:37
トウショウ牧場、閉鎖へ
静内の名門、トウショウ牧場の閉鎖が発表された。
トウショウボーイ、シスタートウショウ、トウショウファルコ、スイープトウショウ…。
70年代から80年代にかけて活躍馬を輩出し、一時不振に陥るも2000年代に息を吹き返したが、近年は華々しく活躍する馬に恵まれなかった。
「天馬」と呼ばれたトウショウボーイ。
自身が競走馬として、種牡馬として大活躍したのはもちろんだが、その牝系からも活躍馬が多数出ている。
いわゆるソシアルバターフライ系。
ボーイの一つ上の姉ソシアルトウショウは、自身も重賞を勝ったのみならず、トウショウペガサス、トウショウサミットといった重賞馬を産んでいて、その牝系はこの牧場にとって重要な役目を果たしてきた。
日本屈指の名門、シラオキ系もコーニストウショウを通して広がり、その中にはシスタートウショウ、シーイズトウショウがおり、他牧場の生産だがあのウオッカもこの牝系の出身である。
私がそもそも競馬というものを知ったのはミスターシービーが活躍しているのを見たからだが、その父トウショウボーイの名は、私の胸に深く刻まれた。
どちらかというと私はテンポイントびいきではあるけれど、彼が血を残せなかった分、ライバルがいい仔を出してくれて、テンポイントもさぞかし報われた気持ちだったのではないか。
私はこれまで2度、トウショウ牧場にお邪魔したことがある。
シーイズトウショウとスイープトウショウの関係をお聞きしたり、あこがれの牝馬シスタートウショウと再会したりと、思い出がいろいろと蘇ってくる。
繁殖牝馬や仔馬は、セリで売却されることになるという。
牧場の名は消えても、あの勝負服と綺羅星のごとき名馬の蹄跡は、いつまでもファンの記憶に残ることだろう。
写真は2012年、繁殖入りして何年も経ったスイープトウショウである。
この時はステイゴールドの仔がお腹の中にいた。
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らすかるすずかさん
初心者なうさん、こんばんは。
寂しいですよね。
「トウショウ」というのは一種のブランドイメージがあって、存在感がたっぷりでした。
古き良きオーナーブリーダーのかたちを残していましたね。
確かに最近は「かつての…」という記述が増えた気がします。
例えばウオッカだって、「かつてのカントリー牧場生産」ということになりますものね。
トウショウさんも、山の中にある雰囲気たっぷりの牧場でした。
思い入れのある分、余計に切ない気持ちでいっぱいです。 -
初心者なうさん
とても寂しいですね。
トウショウの冠がついた仔がもういなくなるのかーと思うと残念です。
「優駿」で紹介される牧場も「今は閉鎖されているがかつて…」という枕詞がつくことが多く、また一つ、貴重な生産牧場が消えていくのかと思うと、何とも言えない気持ちになります。 -
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ケロちゃん☆さんがいいね!と言っています。
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ユウキファインさんがいいね!と言っています。
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らすかるすずかさん
ルージュの夢さん、こんばんは。
長年親しんできた生産者の名が消えるというのは、やはり寂しいものです。
トウショウさんは、今年でちょうど50年。
間違いなく日本の競馬史に残る存在でした。
メジロさんがなくなって、今度は…という気持ちです。
ますます競馬業界の寡占化が進んでいくような気がします。
これでますます日高の馬産地が元気をなくしていくのではないか…。
そんな気持ちです。
小さな牧場さんは、もっと大変ですしね。
もう一度、オグリキャップのような夢のある馬が現れて、日高を元気づけて欲しいというのが願いです。 -
ルージュの夢さん
こんばんは
競馬の世界をよく知らない者ですが、温故知新を体感できる数少ない産業です。
老舗の牧場さんが消えるのは、やはり辛いです。
どうしても、ある企業のやりたい放題の世界に感じてしまいます。
現実は厳しいものですね。。。 -
ルージュの夢さんがいいね!と言っています。