大橋巨泉氏

親に隠れてこっそり見ていた「11PM」の頃から司会者としても大好きだったが、「競馬愛好家」としての氏が自分に与えた影響は計り知れない。謹んでご冥福をお祈りする。

「11PM」では、わざわざコーナーを設けて日刊スポーツの橋本邦治氏をパートナーに当時の8大競走の予想を披露していた。深夜とはいえ、娯楽としては日陰者だった競馬を一般視聴者向けに取り上げるには相当の勇気がいったはずである。75年の菊花賞の予想では、出走馬スイートダルゴの母キヨシゲルに注目し橋本氏と「道悪になれば面白い」と盛り上がっていたのを思い出す。
また70年ダービーの直後に、司会を務める番組（お笑い頭の体操？）の冒頭で開口一番「アローエクスプレスがタニノムーティエに負けまして…」とやったのを見て思わずニヤリとしたのを覚えている。
思い出は尽きないが今日はこの辺で。