競輪
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2016/09/20 02:43
ゴールドシチー
9月17日阪神6Rの新馬戦は「シャーロック」と「ライヘンバッハ」が同時にデビューを果たすという思わずニヤリとさせられたレースだったが、同レースにはもう1頭見逃すことのできない馬が出走していた。かつてのG�鞠呂汎洩召�ゴールドシチーである。
ルール違反ではない（後述）。血統が「ゴールドアリュール×タップダンスシチー」なのでこの名前をつける根拠もある。事前に初代ゴールドシチーのオーナーに了解を取っているかもしれない（個人的にはそれが同じ名前を使う最低の礼儀だと思う）。だが、圧倒的な東高西低の時代に皐月賞、菊花賞で2着するなど孤軍奮闘した初代の雄姿を知る関西在住のオールドファンとしてはどうも釈然としない。
「なんでG�鞠呂覆里貌鸞緻椶�出てくんだよ」とぼやきながら馬名審査基準を見ると、グレード制導入以後のG�鞠呂汎各�以前の10大競走の勝馬の名前は保護されている。だが2歳G�気世韻和仂櫃砲覆襪里�1991年（2歳王者決定戦が牡馬と牝馬に分かれた年）以後。なぜ「1990年以前の2歳G�気録燭�G�気任呂覆ぁ廚噺世錣鵑个�りの格差をつける必要があるのか理解に苦しむ。二代目のオーナーはこの「グレーゾーン」の存在を知って確信犯的に命名したのではと勘繰りたくなるし、今後イブキマイカグラやサクラホクトオーの二代目が登場するかもしれないと思うと気が重くなる。今からでもこの格差は解消できないものだろうか。
以下は余談だが、「こんな馬名が許されていいのか」という例は他にもある。数年前に「ラブリースター」という牝馬がいたが、私が思い出す「ラブリースター」はトウショウボーイの初年度産駒で、金鯱賞を勝ち、桜花賞馬ワンダーパヒュームの母となったあの馬である。審査の基準によると「我国の競走馬の系統上、特に有名な種雄馬および種雌馬の馬名」は保護の対象になっているが、桜花賞馬の母では不足だというのだろうか。百歩譲って不足だとしても、パヒュームは残念ながら子供を残せなかったが、初代ラブリースターの系統は今も続いている。二代目ラブリースターが繁殖牝馬になったかどうかは別にして、混乱を招く可能性のある馬名は絶対に通してはいけないだろう。
- シャーロック
- ライヘンバッハ
- ゴールドシチー
- ゴールドアリュール
- タップダンスシチー
- グレード
- イブキマイカグラ
- サクラホクトオー
- ラブリースター
- トウショウボーイ
- ワンダーパヒューム
