競輪
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2016/10/16 09:11
思い出の秋華賞
秋華賞は、私にとっては存在してはいけないレースだった。
数多くの名馬の故障、引退を見てきて「競走生活なんていつ終わるかわからないんだから、三歳は秋になったらどんどん強い相手と戦わないと」という考えを持つに至っていた私は、96年に（当時三歳牝馬三冠目の競走だった）エリザベス女王杯を古馬に開放するという情報が流れた時は、JRAもようやく重い腰を上げたかと大いに喜んだ。それだけに、世代限定G�気凌契澆�セットになっていると聞いた時の落胆は大きかった。「秋に世代限定のG�気鮑遒辰討匹Δ垢襦�JRAはそんなに売上が欲しいのか」当時ネットはまだやっていなかったが、競馬仲間が集まると不満をぶつけて鬱憤を晴らしていたものだ。
（これが、エ女王杯の位置付けはそのままで、古馬混合のG�気鮨契澆垢襪箸いξ�れならここまで怒ることはなかったと思う。JRAはわざとファンの神経を逆撫でしていたとしか思えない）
あれから20年。秋華賞はすっかり定着し、私の秋華賞アレルギーもかなり薄まってきた。たとえ営業政策上創られたＧ�気任癲⊇仭�するお馬さんに責任はない。牝馬三冠最後の戦いをしっかり見届けたい。
思い出の秋華賞馬は曽祖母に名障害馬ムーテイイチを持ち、曽祖母の主戦騎手だった松田博調教師が管理したブゼンキャンドル。戦後の競馬界に大きな足跡を残した上田清次郎氏の遺産「上田牧場」最後のひと花だった。
私が競馬を見始めた頃は上田清次郎氏の「黄・黒元禄・黄袖」の勝負服を見ない日はなかった。東高西低の時代に関東馬に立ち向かったホウシュウエイト、スインホウシュウ、ホウシュウリッチ、ホウシュウミサイルや、グランドマーチスのライバルだったブゼンサカエなどの雄姿は今も目に焼き付いている。
- ブゼンキャンドル
- ホウシュウエイト
- スインホウシュウ
- ホウシュウリッチ
- ホウシュウミサイル
- グランドマーチス
- イバル
- ブゼンサカエ
