競輪
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2017/04/02 08:54
思い出の大阪杯（G�供�
先週も書いたが、あくまで前哨戦としてメンバーが揃っていたG�兇鮠些覆気擦襪里楼堕召垢�て感心しない。ドバイへの流出防止の意味合いもあるのだろうが、スーパーG�兇�消えるのは寂しい。看板レースを召し上げられ、代わりにセントウルSをあてがわれる産経新聞もちと気の毒である。
さて大阪杯といえば「小さな巨人」スカイリーダの差し切り（75年）、カブトシローの子ゴールドイーグルの逃げ切り（77年）、関西オールスターが集結し「ミニグランプリ」と呼ばれた88年（武豊騎手がフレッシュボイスで初制覇）など印象に残るレースは数多いが、今回は81年を取り上げる。
第25回サンケイ大阪杯（阪神 芝2000ｍ 1981.4.4 不良）
��カツアール 牡6 58樋口
��グレートタイタン 牡7 58田原
��オーバーレインボー牡5 56崎山
��ハシクランツ 牡6 58柴田光
��メジロファントム 牡7 57横山富
��サンシードール 牡5 56栗田
��ノースガスト 牡5 56田島良
��カツラノハイセイコ牡6 59河内
ダービー馬、菊花賞馬、前年覇者、関東の刺客、鳴り物入りで中央入りした南関東の雄、「水爆追い込み」（今ならNG？）と称された切れ者などメンバーは多士済々。天皇賞・春へ向け白熱したレースが期待された。
結果は不良馬場を逃げたサンシードール、2番手につけたオーバーレインボー、3番手のカツアールがそのままの順位でゴール。1番人気のカツラノハイセイコは見せ場なく6着。タイムは2分5秒5で着差は順に5馬身、5馬身、2馬身、2馬身。絵に描いたような凡戦である。「優駿」の観戦記では「ソロリ、ソロリと大名行列」と皮肉られていた。
ではなぜこのレースを取り上げたのか。「究極の凡戦」だから、「所詮前哨戦は前哨戦ということを教えられた」から記憶に残っているということは勿論あるが、一番大きいのはサンシードールと栗田伸一騎手の存在である。確かに有力馬が力を出せなかったことに助けられたが、道悪の鬼オーバーレインボーをちぎったのは凄い。サンシードールはこの後栗田騎手を背に天皇賞・春に出走し果敢に逃げて7着となった後ターフに姿を見せることはなかった。そして栗田騎手はこの大阪杯が唯一の重賞勝ちとなり、調教助手に転向後40代の若さで亡くなってしまった。
サンシードールがこの後順調に競走馬生活を続けていたらどんな馬になったかはわからないし、栗田騎手に重賞をプレゼントするために生まれてきたなどどいうつもりはない。しかしこのコンビによる一世一代の激走を決して忘れることはないだろう。
- スカイリーダ
- カブトシロー
- ゴールドイーグル
- グランプリ
- フレッシュボイス
- カツアール
- グレートタイタン
- オーバーレインボー
- ハシクランツ
- メジロファントム
- サンシードール
- ノースガスト
- カツラノハイセイコ
