競輪
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2017/05/14 08:37
ビクトリアカップ（マイルにあらず）のこと
かつてJRAには今の秋華賞に位置付けられる「ビクトリアカップ」という名の重賞があったが、75年に6年という短い歴史を閉じ、はっきり言って「なかったこと」にされている。
お若いファンの方に「ビクトリアカップ」といっても
「え、ヴィクトリアマイルの間違いでしょ」
と言われるのがオチである。
「準クラシック」的な位置付けで始まったはずのビクトリアカップがなぜこんなことになってしまったのか。考えられる大きな理由はレース名称がエリザベス女王来日を機に「エリザベス女王杯」に変更される際に、施行回数が引き継がれなかったからである。
では通常引き継がれる施行回数がそうならなかったのは何故か。
現役の英女王来日のインパクトは大きいだけに、それを記念して「第1回」ということにしたかったのか。あるいは
「今年が第7回？ 去年までビクトリアカップだった？ ちょっと、アタシというものがありながらなんで今までビクトリアカップだったのよ。説明しなさい」
と追及されるのがこわかったから勝手に忖度したのか（笑）。
とにかくこれでビクトリアカップの命運は決まった。エリザベス女王杯新設以後、ビクトリアカップは急速に忘れられていった。
JRAが新設した古馬牝馬限定G�気髻屮凜�クトリアマイル」と名付けたのは、ビクトリアカップに対するせめてもの罪滅ぼしのつもりだったのだろうか。
ならばビクトリアカップをエリザベス女王杯と同格に位置づけ、勝馬の名前を保護してほしい。ホントはヴィクトリアマイル新設の時にやってほしかったのだが、今からでも遅くない。いや遅いか。ぐずぐずしているうちにヒダロマンの二代目が堂々と走ってしまっているではないか。
「責任者出て来い！」
「ほんまに出てきたらどうすんの？」
「あやまったらええやん」
…人生幸朗になってしまった。
そもそも初代ヒダロマンがどういう馬なのか誰も覚えていないので誰も何が問題なのかわかっていない。この状況をなんとかしてほしいのだ。
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