競輪
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2017/10/09 09:55
京都大賞典〜タニノチカラのこと〜
京都大賞典は66年に「ハリウッドターフクラブ賞」として創設され、74年にそれまでの回数を引き継ぐ形で現在の名称になった。最後のハリウッドターフクラブ賞（73年）と最初の京都大賞典（74年）を制し、変則連覇を達成したのがタニノチカラである。
タニノチカラは今も史上最強馬にあげるオールドファンがいる「伝説の名馬」である。
ただ現役時は「相手に恵まれただけの天皇賞馬」という評価が定着しかかっていたのも事実。逃げに転じて圧勝した74年の京都大賞典を皮切りに、旧6歳秋から7歳春まで半年足らずの間に走った4戦（京都大賞典→オープン→有馬記念→京都記念・春）で後世語り継がれる存在になった。
「日本中の競馬ファン、マスコミが引退レースのハイセイコーに注目した第19回有馬記念。ところが勝ったのはタニノチカラ。それもハイセイコーの5馬身先をおいでおいでしながら悠々のゴールだった…」
「昔、63�舛鯒愽蕕辰峠転泙鯊膾江，舛靴診呂�いてね、ゴール後杉本アナが思わず“相手になりません！”と絶叫したんだよ…」
オールドファンなら語らずにはいられない、ドラマチックかつ絵になるレースを短期間にやってのけたことが伝説化に拍車をかけたと言える。
私が「最も好きな馬」「最も印象に残る馬」を尋ねられたら、しばし熟考ののち「タニノチカラ」と答える…かな。その日の気分によって「スピードシンボリ」「キタノカチドキ」になるかもしれないことも否定しない（笑）。
＜蛇足＞
それにしても、タニノチカラからアグネスタキオンまで、日本の競馬が根底から変わってしまう時代をまたいで名馬に乗り続けた河内騎手はすごい。河内騎手についてはまた日を改めて書きたいと思う。
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