エリザベス女王杯

「エリザベス女王杯」と聞いてまず思い出すのが可哀想なビクトリアカップや、古馬開放とセットで新設された秋華賞などレース以外のことなのは困ったものだが、改めて思い出してみると名勝負ありハプニングありでさすがに41回の重みを感じさせてくれる。

ミヤマポピーで優勝した松田幸春が武豊の騎乗の甘さを指摘していると伝え聞いた本人（シヨノロマンでハナ差2着）が「勝てば何とでも言えますよ！」と吐き捨てたという88年。

「一週遅れの18番！」という名実況が聞ける90年。横山典弘のあまりに早いガッツポーズが凄すぎる。

悪名高き「グリーンベルト」に殺到しておしくら饅頭状態の有力各馬をあざ笑うかのようにブービー人気のタケノベルベットが大外一気を決めた92年。

今年は好メンバーが顔を揃えた。「高畑充希がくるからミツキークイーン」などという声もあるが果たして…。