競輪
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2018/01/14 10:18
京成杯
ヤシマライデン、ヒデハヤテ、カミノテシオ、ウエスタンダッシュ、テスコガビー、クライムカイザー、ヒシスピード、テンモン、アスワン。
関西では馬券を売らず、新聞には馬名だけの簡単な出馬表しか載らず、レースもVTRで流れるだけだった関東の重賞勝ち馬の名前がスラスラと出てくることに我ながら驚く。クラシックを目指す東西主力がトライアルまでほとんど対戦しない時代、関西ナショナリストとしては東軍の戦力を占う意味で見逃せないレースだったということなのだろう。2歳から東西交流が当たり前になり、馬券も売られ、事前に情報が大量に提供されるようになってからは、レースの記憶が瞬時に脳から失われるようになってしまった。
その時代で印象深いのがヒデハヤテが勝った72年。この年インフルエンザ禍で年明けから丸2ヶ月開催できなかった関東は再開後の日程もメチャメチャで、4月30日にAJCCが東京で、金杯が福島で同日に行われる異常事態。混乱の中、京成杯は3月20日に行われ、関西の2歳王者ヒデハヤテもきさらぎ賞から京成杯という二度と見られぬローテーションで出走した。結果は順当勝ち。2着も関西馬ランドプリンスで、関西ナショナリストは東西の力関係を再確認して満足したのだった。しかし結果的にそれがヒデハヤテ最後の勝利となった。
ヒデハヤテは少なくとも皐月賞まで負けることはないと思っていたし、本番前にクラシック戦線の様相が一変するなど想像できなかった。関東開催中止のとばっちりを受け大目標を1ヶ月半先に延ばされてしまったヒデハヤテは、シンモエダケらとともに別の意味でインフルエンザが生んだ犠牲者といえるだろう。
ホープフルSをG�気望些覆気伺�末ギリギリに押し込んだにもかかわらず、同コース同距離の京成杯をこの日程のまま放置するJRAの気が知れない。ホープフルSさえ昇格させてしまえばミッション完了、あとは知らんというわけか。
ただ出走馬にとっては賞金上積みの大チャンス。ケイツナミの血を引き、メジロブライトとも同族のダブルシャープに今一度注目したい。
- ヤシマライデン
- ヒデハヤテ
- カミノテシオ
- ウエスタンダッシュ
- テスコガビー
- クライムカイザー
- ヒシスピード
- テンモン
- アスワン
- トライ
- ランドプリンス
- シンモエダケ
- ケイツナミ
- メジロブライト
- ダブルシャープ
