競輪
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2018/04/15 07:47
皐月賞
桜花賞に比べると馴染みの血統が多いのがうれしい。
まず目を引くのは５代母にスイートルナを持つノーザンファーム産ロードカナロア産駒ステルヴィオ。
スイートルナはシンボリルドルフの全姉にあたるスイートコンコルド、スイートルクーを通じ血を広げたが、この血統にモガミ、エンペリー、リーチ、ダンスホールらを配合し続けた本家シンボリ牧場からはルドルフ以後いまだに著名な活躍馬が出ず、スイートコンコルドの子でセリに出すことを義務付けられたトウショウボーイ産駒ファーストクラス（中村和夫氏が落札）から４代目にステルヴィオが出た。皇帝の血はシンボリ牧場を出てサンデーサイレンス、ファルブラヴ、ロードカナロアを投入されようやく甦ったのだ。ノーザンファームがステルヴィオの祖母アズサユミを入手した経緯は知らないが、地球の裏側からG�鞠呂鯒磴辰討�ることばかりがお仕事ではないことはわかった（笑）。
同時にこの母系に一度だけ登場し後年の復活に重要な役割を果たしたトウショウボーイの存在感にも感嘆せざるを得ない。
ダブルシャープの曽祖母は「女上位」と言われた77年クラシック組の一翼を担い、菊花賞にも挑戦したケイツナミ。牝駒レールデュタンを経てメジロブライト、メジロベイリーを輩出したこの牝系もメジロ牧場解散とともに忘れ去られるかと思いきや、レールデュタン22歳時の産駒メジロルーシュバーからダブルシャープが出て「どっこい生きてる」ことが証明された。
その他にもビリーヴの子、ブロードアピールの孫、マイネヌーヴェルの孫、ホープフルSでも触れたトキツカゼの末裔など多彩な顔触れが揃った今年の皐月賞。牝系の生き残りをかけた代理戦争を勝ち抜くのはどの馬かにも注目したい。
- スイートルナ
- ファー
- ロードカナロア
- ステルヴィオ
- シンボリルドルフ
- スイートコンコルド
- スイートルクー
- モガミ
- エンペリー
- ダンスホール
- シンボ
- トウショウボーイ産駒
- ファーストクラス
- サンデーサイレンス
- ファルブラヴ
- トウショウボーイ
- ダブルシャープ
- ケイツナミ
- レールデュタン
- メジロブライト
- メジロベイリー
- メジロルーシュバー
- ビリーヴ
- ブロードアピール
- マイネヌーヴェル
- トキツカゼ
