135件のひとこと日記があります。
2018/06/05 01:49
二代目?
2日の新馬戦に「ゴールドウエイ」が出ていた。関西のオールドファンがこの馬名で思い出すのは菊花賞でルドルフに肉薄し、毎日王冠でウィンザーノットを差し切ったあの馬である。あの馬は「エ」が小文字(ウェイ)なので厳密に言うと同名馬ではないが、二代目と呼んで差し支えないであろう。
この二代目は牝馬である。最近同名馬が出てくるのは珍しくもないが、初代と二代目で性別が違う例で覚えているのは今のところ「エイシンフェアリー」と「ハツノボリ」だけ。いずれも初代が牡馬、二代目が牝馬である。
初代エイシンフェアリー(牡)が3歳春に2勝目をあげた時、結果を伝えたアナが「桜花賞出走へ前進しました」と言ったのを覚えている(まあこの馬名は牝馬だよね普通…)。その後障害入りし、スピードが落ちない低い飛越を武器に東京障害特別をぶっちぎりで制した。
初代ハツノボリはデビュー戦を「ホウシュウバード」として走った後に改名した。同時期に「ホウシュウフラワー」も「ウメゴロモ」になったので「上田清次郎氏が馬主から撤退?」とびっくりしたのだがそういうことではなかった。この馬名変更の理由は謎のままである。何かわかるかなと思って検索してみたらホウシュウミサイルが改名してハツノボリになったかのような記述が散見され絶句した。いい加減なことを書くな!と激怒したいところだが、私も人のことは言えないのでここは自重。
以前から再三日記に書いたとおり、私は馬名の再利用には批判的だが、なじみのある馬の二代目が出てくると気になってしまうのも確かである。ゴールドウエイは残念ながらいいところなく敗れてしまったが、いずれ先代の名がまたクローズアップされるような活躍を望みたい。