競輪
135件のひとこと日記があります。
2018/07/15 10:39
函館記念
今札幌記念が「夏の大一番」と呼ばれているが、80年代までは函館記念がそのポジションにあった。
もっともG�兇乏壁佞韻気貍浙發盥發�、レース自体がそれなりのステータスを持つ現在の札幌記念と、終始一貫ハンデ戦の函館記念ではそもそもレースの持つ意味合いが違うことは否めない。ただ70年代の函館記念にいわゆる「大御所」クラスが60�前幣紊龍堽未鯒愽蕕辰峠仭�することについては、当時の番組編成では実績馬がそれなりの斤量で出られるレースなどほんの僅かで、どこへ出るにしても酷量がついて回ったのだから、単なる顔見せや避暑のついでの出走ではなかったことは間違いない。北のファンにはたまらないプレゼントだったろうし、個人的にも印象的なレースが多い。
71年はメジロムサシが62�舛鮃酩�し優勝。この年のメジロムサシは天皇賞・春と宝塚記念を連勝し、さらに第1回高松宮杯に61�舛能仭�し2着。さすがに秋まで休むだろうと思ったら出てきてビックリ。しかも勝ってしまうとは。無茶苦茶なローテだが、すでに天皇賞を勝っているこの馬にとってまともな斤量で出られるレースが有馬記念までないとするならば調子のいい時に使っておこうという選択肢もあったのかなとも思う。
73年は当時やたらといた「ヒンドスタン最後の傑作」の一頭エリモカップ55�舛�優勝。トップハンデ61�舛�ハクホオショウが2着。ちなみにこの年の函館は今も語り草の極悪馬場で、勝ちタイムは2分16秒4だった。もちろん2000ｍである。翌週行われた函館3歳Sの勝ち時計は1200ｍ1分21秒4。もう笑うしかない。
74、75年はツキサムホマレが連覇。75年は福永洋一を背に60�舛粘鮎，世辰拭�ツキサムホマレはこの年ワシントンDC国際競走に日本代表として出走している。荒れ馬場に強いということで選ばれたらしいが、さすがに無理があったようだ。
76年は60��エリモジョージが逃げ圧勝。結果だけ見れば順当だが当日は9頭立て8番人気。天皇賞勝ちが「洋一マジック」のおかげだと思われていたことの証座である。
77年は今では考えられない63.5�舛鬚發里箸發擦妻臣郎埜紊�20勝馬ヤマブキオーが制覇。全成績を見ると、当時のハンデキャッパーが無慈悲かつ事務的に増量していく経過がよくわかる。まあ、それが当たり前だったのだが。
78年は3歳バンブトンコートが同期の皐月賞馬ファンタストをあっさり屠り快勝。この時点では秋の戴冠間違いなしと思われたが…。
84年の番組改革は函館記念にさらなる追い風になるかと思われた。実際2000ｍになった秋の天皇賞へはウィンザーノットをはじめ多くの馬がここをステップに歩を進めた。また3歳馬が闇雲に菊を目指すこともなくなったため、ニッポーテイオー、サッカーボーイ等が古馬との力試しにここを選び、秋に期待を持たせる走りを披露してくれた。
しかし札幌に芝コースが新設され、開催時期が入れ替わると、重きを増していく札幌記念と対照的に函館記念のポジションが「夏場の一ローカル重賞」に落ち着くのに時間はかからなかった。
エリモジョージ、バンブトンコートやサッカーボーイの走りに胸をときめかせた者にとってはつらい現実だが仕方がない。馬券推理を楽しむレースと割り切って発走を待つとしよう。
- ステータス
- メジロムサシ
- ヒンドスタン
- エリモカップ
- ハクホオショウ
- ツキサムホマレ
- ワシントン
- エリモジョージ
- ヤマブキオー
- バンブトンコート
- ウィンザー
- ステップ
- ニッポーテイオー
- サッカーボーイ
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Ｔ．ＯＧＩＮＯさんがいいね！と言っています。
2018/08/01 12:00
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にるきんぐさん
スダピンボール様コメントありがとうございます。
80年代までの函館記念は当時大レース以外では珍しい芝の東西交流重賞でしたが、基本的に「西が東に挑む」という図式でした。「東高西低」時代が終わるのと札幌記念が芝になるのがほぼ同時期で、その意味でサッカーボーイの快走は象徴的でした。2018/07/21 10:18
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スダピンボールさん
かつての「函館記念」は本当に夏、唯一の「大レース」でしたよね。もっとも私も、ギリギリ、「函館記念」が大レースだったときに間に合った世代ですけど。函館記念のちょうらくは残念です。
2018/07/18 10:06
