新種牡馬アンライバルド産駒トウショウドラフタ

新潟2歳S出走予定馬の中で意外と妙味のある人気になりそうなトウショウドラフタ。新種牡馬アライバルド産駒一番星であり、好発好位から直線であっさり後続を突き放しての勝利はセンスを感じさせる内容でした。

新馬戦1:22.7(36.0-34.6)
12.6 - 11.2 - 12.2 - 12.1 - 11.4 - 11.1 - 12.1

スローバランスですが新馬戦にしては道中それほど緩んでいません。加えてラスト3Fで一気のペースアップをしているように同時に瞬発力も必要とする総合力の問われるラップでした。終始逃げた馬から半馬身差くらい後ろでかわいがりつつの競馬でしたのでレースラップはほぼこの馬のものと言って差し支えないです。勝ち時計は同日古馬500万と1秒差ですしこの時期の2歳馬としては相当優秀なラップだったと言えるでしょう。

抜け出した後ラスト100m辺りで完全に緩めていたのでそれがなければ11秒台のラップを最後3つ並べていたはず。突き放したのがラスト2Fの最速地点というのも評価すべきポイントです。ダリア賞に出ていれば普通に勝ち負けになっていたんじゃないでしょうかね。

気になるのがこの速い流れで番手からにもかかわらず行きたがるような面を見せていた点で今回マイルに距離が伸びて好位で抑えが効くかどうか。この舞台ではやはり過去レースを見ても前半抜いて走れない馬は厳しいイメージです。できれば内々で前に馬を置いて運べるように内目の枠が欲しいですね。