リアファルが芝に替わって2連勝で重賞制覇！

神戸新聞杯2:26.7(36.5-34.1)
12.6-11.1-12.8-12.9-13.0-13.1-12.7-12.4-12.0-11.0-11.4-11.7

戦前からそんなにペースは上がらないと思っていましたがびっくりするくらい前半緩んでますね。それで逃げたリアファルに最後11秒台を3つ並べられたら後ろの馬は届くわけがない。私も含めてジョッキーの多くがリアファルを過小評価していたということでしょう。ルメールJの出し抜きも素晴らしかったですがそれに応えた馬も強いと認めなければならない。

リアルスティールは道中うまく運ばれていたし仕掛けるタイミングも悪くなかったと思います。現に3着以下は離しているわけですしね。それでも最後11.7と落としているリアファルと同じ脚色になってしまったことを考えると、これは皐月賞やダービーの時から思っていた事なんですが、切れる脚は使えてもその使える脚が短いんじゃないかなぁと。共同通信杯では内をロスなく立ち回ったとはいえ長く脚を使ってドゥラメンテを撃破したわけですから、これは距離も関係していると思います。力は世代トップクラスにあるとは思うんですが今後も王道路線では2着、3着が多くなりそうな気がします。マイルCSなら面白いと思っているんですがやっぱり菊花賞からジャパンカップや有馬記念に行くんですよね。

レースの最速地点がラスト3Fのコーナーの地点だった事からここで外を回していた馬には厳しいレースだったと思います。3着トーセンバジルを含め上位馬の多くはここをロスなく立ち回っている馬。結構人気していたマッサビエル、キロハナあたりは後方待機から最速地点でも外。この流れであの位置取りから勝ち負けになるにはペースが大きく緩んだ400〜1400m地点で外から押し上げていく必要があったわけで、そんなギャンブル競馬はなかなか出来ることじゃないと思います。大敗しましたが評価を下げる必要はないですし、ジョッキーも批判されるべきではないです。

そんな極端なラップの中で私の本命馬だったタガノエスプレッソは後方待機大外ブン回しのレースの流れにそぐわない最悪な競馬だった中で直線一瞬オッと思うような脚で伸びてきました。前半折り合いがつかず掛かっていた分最後は止まりましたが、やっぱり力があるなぁと感じましたね。今回外目の枠だったし菱田Jがこういう競馬を選択したのは仕方ないと思います。もし菊花賞で内めの枠を引いたならもう一回狙いたいですね。折り合いが最大の鍵になりますが距離自体は全く問題ないと思っているので。