スプリンターズS前々日展開予想

スプリンターズS枠順決まりましたね。マジンプロスパーが出走取消で15頭となってしまったことは残念ですが、最強スプリンター決定戦にふさわしいメンバーが揃ったと思います。個人的にはビッグアーサーやバーバラあたりもいい勝負ができるだろうと思っていたので、何とかならんもんかという気持ちも正直あるんですが、ここに来るまでに賞金を積めなかったんだから仕方ない。マジン陣営だってわざとではないでしょう。種牡馬入りも決まっていたしきっと最後のG1に出走させたかったはずです。

今日は気が早いかもしれませんが展開予想をしてみました。

「ハナにこだわりたい」5枠9番アクティブミノルと「何が何でもハナ」4枠8番ハクサンムーンのハナの奪い合いになりそうですが、セントウルSを見る限りやはりアクティブの方が速いかなと。全盛期のハクサンならともかく近走は年齢的なものもあるのかズブさを感じますし、もともとハクサンはスタートが良くなくて出遅れる危険性もあって、セントウルSでは結構いいスタートだったにもかかわらず二の脚はアクティブに完敗していました。もしかしたら無理やりにでも出ムチを入れてハナを奪いに来るかもしれませんが、もしそうなったらアクティブは番手でも問題ないタイプだしあっさり控えるでしょうね。

どちらがハナを切るにしても言われている程ハイペースにはならないんじゃないかと予想しています。理由はジョッキーがペースを引き上げにくい意識が働くと考えているから。今週はジョッキーが考える以上に高速決着になるとではないかと。そう考える根拠は2点。

まず1つは今日関東で降った雨の影響で馬場が渋って時計がかかるようになるだろうとジョッキーが考えると思うから。しかし秋の野芝100％の中山芝は水捌けがとてもいいようで、先週も金曜日に雨が降っていたのですが土曜日にはすでに回復して速い時計が出ていました。今週もジョッキーが考えている以上に馬場の回復は早いと思います。

そしてもう1つはエアレーション作業の影響で開催が進むごとに馬場が高速化しているという点。これは中山に限らずほかの競馬場でも起こっている傾向なのですが、ジョッキーがエアレーション作業後の馬場傾向を掴めていないのか、レースラップがラスト1F最速の加速ラップになっているレースが多数発生しています。まさにこれこそがペースを引き上げられていない証拠になっていると思います。

まあ土曜日や当日の馬場を見てみないことには何とも言えないんですが、今のところレースラップ33.3-34.0の1:07.3くらいの平均ペース寄りのハイペースの高速決着を想定しています。中山芝1200は下り坂スタートなので過去の傾向を見ても前半1Fから2Fくらいは速くなってハイペースバランスになるのは間違いないのですが、隊列が決まってしまうとペースを引き上げにくい意識から道中緩む。このコースは縦長になりやすいという傾向もありますから、こうなると内を立ち回った先行勢が有利になるでしょうね。

軸にするなら展開利が見込めそうな逃げ馬2頭か、自身が平均フラットペースで走れそうな、逃げ馬2頭の後ろ3番手最内を取ってきそうな先行馬。リッチタペストリー、リトルゲルダ、ベルカントあたりでしょうか。ミッキーアイル、コパノリチャードあたりも悪くないですがちょっと枠が外過ぎますかね。他ではストレイトガール、サクラゴスペルあたりも行こうと思えば前に行けるしこういうラップに強い2頭でいずれもいい枠なので前目につければ悪くないと思います。

今のところ自分はアクティブミノルかなぁ。セントウルSは平均ペースにコントロールしての逃げ切りですが、ファルコンSや朝日杯ではハイペースの消耗戦でもしぶとかったしどんな流れでもやれそうなのがいい。まあ土日の馬場と当日人気と相談しての決断になりますけどね。