1190件のひとこと日記があります。
2015/10/04 18:06
混戦のスプリンターズSを制したのはストレイトガール!
スプリンターズS1:08.1(34.1-34.0)
11.7-10.7-11.7-11.2-11.2-11.6
ジョッキーにペースを引き上げにくい意識が働くと見て、ペースは言われているほど速くならないんじゃないかと思っていたんですが、まさかここまで遅くなるとは思いもしませんでした。このレースで前半3F34秒台というのは過去20年遡ってもない。スプリンターズSとしては空前のスローペース(ペースバランスは平均ペースですが)だったと言えます。
ストレイトガールは対抗印を打っていました。元々どんなペースでも力を発揮できる馬ですが、今年のヴィクトリアマイルで強い競馬をしたように最近ではマイラー寄りの馬になってきている感があって、今回のような平均バランスのスプリント戦でこその馬だとは戦前から思っていました。ただ今回は2番枠で中団以降に付けてうまく捌いてこれるかなという心配があって少し評価を下げたんですが、思ったより前目に付け縦長の展開も味方してうまく捌けていましたね。次走は香港スプリントとのことですがマイルチャンピオンシップでもいい勝負ができると思うんだけどなぁ。
サクラゴスペルは自分の予想では6番手評価で、一応紐にも買っていました。枠も良かったですし、京王杯では前半無理せず進めて切れる脚を使えていたので今回は流れが向くだろうと。ただ持ち時計の面で不安があってこの評価だったんですが、10Rの1000万下よりも遅い勝ち時計になりそれも恵まれましたね。この馬もスプリンターという感じはしない馬で1400くらいが合っていると思います。
ウキヨノカゼはここ2走がうまくラップの緩んだところで捲る形になっていて展開がハマっただけと考えていたので完全にノーマークだったんですが、同じような位置にいたウリウリ以上の素晴らしい末脚でしたねぇ。正直驚きました。この馬もマイル重賞を勝っているように前半ゆったり行ければ後半切れるタイプの馬で、今回の流れはまさにドンピシャだったんですよね。時計が遅かったのも良かったクチでしょう。
今回空前のヌルいペースになった最大の要因が自分の本命馬だったアクティブミノルでしょう。スタートが良かったベルカントを押して押して交わして行ってハナを取りきるかと思ったら、その後出負け気味だったハクサンムーンが主張してたのであっさりとブレーキをかけて譲る形。その後ハクサンが3F目11.7と一気に緩めたことでこんなラップになったわけですね。アクティブはというと外から掛かり気味に上がっていたミッキーアイルの影響で制御できない感じで持って行かれ、一応直線見せ場は作ったんですがラスト1Fで垂れてしまいました。控えたのは悪くなかったと思うんですが、その後持って行かれたのがなぁ。ペースは向いたとは思うんですが、下げたり上げたりと消化不良な競馬になってしまった感が強いです。朝日杯やファルコンSではハイペースの消耗戦でも結構粘れていたので、次のレースではハイペース覚悟でハナを取りきるのもいいんじゃないでしょうかね。