サブちゃん熱唱！キタサンブラックが最後の一冠を奪取！

菊花賞3:03.9(60.2-64.4-59.3)
12.7-11.1-11.6-12.3-12.5-13.1-13.7-13.7-11.8-12.1-12.0-11.9-11.6-12.2-11.6

強風の影響もあったか今日の京都芝は昨日ほど時計は出ていませんでした。前半1000mは例年通りのやや早めの入りという感じですが中間1000mでぐっと緩んでドスロー。あまりにもスピリッツミノルが緩めたので痺れを切らしたミュゼエイリアン、アルバートドック、タガノエスプレッソ辺りが押し上げる形になって、残り1400m辺りでラップが淀んでいますがその後落ち着いています。ラスト2Fのラップのほとんどは失速していたミュゼエイリアンが刻んだラップで色々な要素が絡み合ってややこしいですが、レースラップはロングスパート戦のように見えて仕掛けが遅めの加速ラップの瞬発力戦だったと思います。

キタサンブラックとリアルスティールはこういう流れならやはり最上位だなという感じで。順位が逆転したのはコース取りの差はもちろんですが、ラスト7Fのペースが上がったところで掛かり気味に付いていってしまったリアルに対して、北村Jはペースを乱さないよう内でジッとしていた。使える脚の長さに関してはリアルに劣ると思っているのでここで脚を溜めることができたことが一番のファインプレーだったと思います。北村Jお見事でした。

リアルの福永Jも悪い騎乗ではなかったと思いますが4角出口で進路取りに手間取り仕掛け遅れて差し損ねてしまった。ギアチェンジはさほど良くない馬ですがラストの脚色は上回っていたわけだしあそこで捌ききれなかったのは勿体無かった。でもまあかなりごちゃついていたしこればっかりは仕方ないです。

リアファルのルメールJもキタサン同様、外から捲って来られたところで自分のペースを守る形でポジションを下げていました。キレでは上位2頭に及ばなかったんですが3着に残せたのはあそこでロスなく運べたのが大きかったと思います。

ベルーフは同厩サトノラーゼンとのポジションを見誤ってしまった。自分の予想とは逆でラーゼンの方が前でしたね。早めに動いて3角の坂の上りで前に取り付いてきましたが前がずらっと壁に。リアル同様進路取りに手間取り仕掛け遅れる形になってしまいました。動きたいところで動けないところに入ってしまったし仕掛け遅れて6着ならよく頑張った方でしょう。


押さえ馬券ですが三連複獲れましたし、春にずっと本命に推していたキタサンブラックが結果を出してくれたし、タガノエスプレッソも菱田Jが積極的な競馬で見せ場を作ってくれたりして、個人的には大満足の菊花賞になりました(自分勝手)。