もうフロックとは言わせない！ショウナンパンドラが世界も牡馬もまとめて差し切る！

ジャパンカップ2:24.7(71.6-73.1)
12.7-10.8-11.7-12.1-12.0-12.3-12.6-12.7-12.5-11.8-11.5-12.0

戦前は逃げ馬も見当たらなかったしペースは速くならんだろうなと思っていましたが、カレンミロティック蛯名Jが果敢に逃げて、前後半のバランスとしてはハイペース。まあカレンは後続を離して逃げていたのですが、それでも実質2番手以降は近年のG1傾向としては珍しい平均ペース。縦長でペースが速かった分、仕掛けが遅くなったというラップ推移ですかね。

ショウナンパンドラは秋華賞と宝塚記念がいずれも内をうまく立ち回っての好走だったので、正直そこまで評価していなかったのですが、オールカマーの伸び脚を見て、これは牝馬相手なら抜けているんじゃないかなと掌を返しました(笑)。オールカマーは徐々にペースアップしていくラップ推移でそこまでギアチェンジは要求されなかったんですが、次走天皇賞でギアチェンジが求められる流れに対応しているのを見て、これは牡馬相手でも好勝負になると確信しました。今回は直線狭くなりながらもラブリーデイの通った道をそのまま付いていって最後に見事差し切り。直線ペースアップしたところではジリジリという感じでしたが、長く脚を使って最後12.0と落としたラブリーを捕らえました。ラブリー完全マークの池添Jの好騎乗のおかげもありますが、馬の方も本物だと思いますね。

ラストインパクトは昨年の金鯱賞でラブリー本格化前だったとはいえ平均ペースで完勝。近走は展開や流れに恵まれないレースが続いていましたが、消耗戦寄りの流れになれば前走天皇賞からの逆転もあるなと思っていました。今回は名手ムーアJが馬の能力を最大限に引き出す好騎乗をしたと思いますね。終始最内で立ち回ったのも良かったですが、一番良かったのは直線で内を突くか外に持ち出すかとなった時に、インに突っ込んでいったところだと思います。今開催の東京は前半から外差しが決まっていて、この日も大方のジョッキーの意識は外にあったと思いますが、実際には外もそれなりに荒れていてフラットに近い馬場だったと思うんですよね。直前に居たダービーフィズが外目に持ち出そうとして最内がポッカリと空いたところを見逃さずに突いたのは本当に素晴らしかった。さすがそこらの日本人ジョッキーとは一味違うなと率直に思いましたね。

ラブリーデイは川田Jらしく積極的に動いていって1番人気にふさわしい勝ちにいく競馬をしたと思いますが、前半のペースが速くなってしまった分最後甘くなってしまいました。陣営が戦前から不安視していた距離も原因かもしれませんが、やはり使える脚自体は短かったなという印象です。もう少しペースが遅ければ天皇賞の再現となっていたと思うんですけどね。こういう馬こそ戸崎Jや福永Jのような周りの動きに合わせて動かせていくジョッキーが合う気がします。川田Jは若手の中では積極的に動いていく印象のあるジョッキーで、モーリスのような瞬発力に加えて持続力も持ち合わせている馬ならいいと思うんですけどね。


久しぶりに予想が嵌ってワイド2点と三連複取れました〜。最近は力を入れている障害戦も的外れな予想になることが多くて、財布も心もお寒いことになっていたんですが、ひとまず結果が出せて良かったです。この予想なら万馬券だった馬連も取りたかったんですが、とりあえずはこれで満足しときます(笑)。

そういえば昨年のジャパンカップも平均ペースの消耗戦になったんですよね。昨年のように反動で有馬記念が超どスローの凡レースにならないとよいのですが…。