競輪
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2015/12/22 18:03
中山大障害登録馬展望��
オジュウチョウサン
個人的には穴で面白そうかなと思っている1頭。意外と人気になるかもしれませんが。前走のイルミネーションＪＳでは後方3番手くらいで終盤まで進めて、２周目の3角の坂の上りで一気に仕掛けて最後一番いい脚で追い込んできて4着。まあ脚を余したと言えなくはないんですが、前哨戦としては上々の内容だったと思います。速い脚は無いですが長く脚を使う馬だなという印象で、良績は消耗戦に偏っていて、今回アップトゥデイトがサナシオンを潰しに動いて早仕掛けの消耗戦になる可能性もあるので、そうなるとしたら食い込みも十分にありそうです。
サナシオン
初の中山だった前哨戦もいつもの自分の競馬ができて難なく突破しました。この馬のいいところは楽にハナを切れる出脚の速さ、その後ペースをコントロールできる折り合い面の良さ、そして勝負どころでスッと動けるギアチェンジの高さにあると言え、ここでも自分の競馬ができれば大きく崩れることは考えにくいですね。前走は最初の障害で遠い飛越になってヒヤッとしましたが、その後はうまく飛んでいたし中山の生垣も問題ないと思います。怖いのは消耗戦でどの程度やれるかが全くの未知数なので、アップトゥデイトが早めに動いてスタミナ比べに持ち込んできたときどうなるかなといったところ。
シゲルキョクチョウ
OP2勝馬ですが復帰してから全く結果が出ていないのでここでも厳しいだろうなというのが個人的な印象。前走はサナシオン、アシュヴィンの3番手と果敢に先行しましたが、2周目で各馬が早めに仕掛けていったときにはもうすでにスタミナ切れで脚がありませんでした。復帰後の3走は全て同じようなレースになっていて、状態面がまだ戻ってきていないんだと思われます。復帰戦で跛行になっているのに詰めて使いすぎだと感じるし、休養して得意の京都に照準を合わせるほうがいい気がするんですがね…。
タニノタキシード
前走はゲートがいまいちでしたがジワッと押し上げていって、最初のコーナーまでに5番手ラチ沿いの位置取りを確保。2周目からは外めに持ち出すところもありましたが、押し上げていくときには最内から動いていって、マイペースで逃げたドリームハヤテを最後ダートコースで捕らえました。見た目には非常に強い、力のある馬の勝ち方だったと思うんですが、このレースはメンバー的にレースレベルに疑問符がつく一戦だったので、素直にこの結果を評価するのは怖いかなと言った感じ。最近安定してきてはいるんですが、この馬が未勝利を勝ち上がったレース映像を見るとわかるんですが、飛越面でかなり危ういところを秘めていて、大障害コースをこなせるのか大いに不安があります。
タマモショパン
OPで2着と3着の経験はあるんですが、能力的に一線級相手ではちょっと足りないだろうなと感じる馬。前走は上位陣が現級でも実績があって結構骨っぽい相手だったので仕方ないにせよ、失速があまりにも早かった。現級3着というのは中山での実績ですが、飛越が低くハードル障害向きのものだと感じるので、個人的には中山の生垣は不向きなタイプだと思います。ましてや大障害コースとなると、この馬の武器である速い飛越が殺される可能性も高いのではないかと。福島や中京のスピード競馬の方が合っていると思うんですけどね。
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