競輪
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2015/12/24 07:27
中山大障害登録馬展望��
ダンツミュータント
前走の京都ジャンプSは最内枠から道中中団後ろで立ち回って、飛ばす前3頭がペースを落としたところで徐々に差を詰めていって、最後の直線前が止まったところのバテ差しで重賞初制覇。測ったようなクビ差差しきりだったのでこれはうまく立ち回った鞍上を褒めたいかなといったところ。メンバーはそれなりに揃っていたんですが実績馬のルールプロスパーは全く流れに乗れていなかったし、ドリームセーリングも長期休養明け。ニジブルーム、ウォンテッドは次走人気で大敗していて、展開面も含めて運が向いての勝利だった感が強いです。自身京都巧者でもありますが、4000m近くある京都ハイジャンプでは先行してスタミナ切れを起こしたような失速。距離の面でも今回は不安があって、状態面の良さでどこまでカバーしきれるかといったところですね。
ティリアンパープル
新潟ジャンプSではあっと驚く勝利で人馬共に初重賞制覇となりました。ここ2走は精細を欠いているように見えるんですが、東京ハイジャンプでは落馬するまでは結構積極的に運ばれていたし空馬になった後も元気一杯に走っていました。イルミネーションJSは落馬後だったこともあって、ここに向けての前哨戦的な慎重な乗り方だったと見れなくもないので、安易に評価を落とすべきではないでしょう。ただ適性的に若干の不安があって、前走や今年のグランドジャンプなんかを見ても生垣の飛越がいまいちで飛越で遅れるところが多々見られました。これまでの実績から考えてもハードル障害向きの感は否めないですね。
ドリームセーリング
11ヶ月と大きく間隔が空いた前走の京都ジャンプSで僅差の4着。ルールプロスパーが前に行けなかったことですんなりハナを切れたことは大きかったと思いますが、結構突かれて道中4番手以降を大きく離す形になったし決して楽なペースではなかったと思います。実績馬として力を示す内容だったと言えますね。昨年の大障害では早めに来られる展開でも結構粘っていたし消耗戦でもそれなりにやれるとは思いますが、昨年の阪神ジャンプSのようにペースを落として自分から先に出し抜く形ならもっとパフォーマンスを上げてくるはず。今回は同じタイプの逃げ馬サナシオンとの兼ね合いが鍵ですかね。アップトゥデイト、アポロマーベリックなど早めに動いてきそうな馬もいるので、得意な形に持ち込むのは結構難しいとは思います。
マイネルミランダス
前走秋陽ジャンプSは外枠でゲートが一息でしたが、逆にそれが良かったのか最内に潜り込めて内から徐々に押し上げていく形。向正面では外からマキオボーラーに競りかけていく強気な競馬で見せ場を作りましたが、最後は失速して突き放されてしまいました。ただレースの上がり3F40.6がほぼ突き放したマキオボーラーのものだということを考えると、最後は全馬バテバテの消耗戦だったのは間違いない。道中も小脚を使い続けたこの馬にとってはかなりきつい展開だったと思います。前々走も先行馬総崩れの厳しい展開に泣いた形だし、紐穴としてなら一考の余地はあると思うんですが、マキオボーラーにはそれぞれ違うペースで2度完敗しているわけだしそれより上の評価はできないかな。
マキオボーラー
ドリームセーリング同様スローでしぶとく粘り込むタイプの逃げ馬という印象だったんですが、前走でその印象がガラッと変わりました。タマモプラネットから大きく離れた2番手追走。バテたわけではないタマモプラネットとのあれだけの差を向正面では一気に詰めていたことから、おそらくマイネルミランダスと共に相当早く動いていっていると思われます。ほぼこの馬が刻んだレースの上がり3Fが40.6なので間違いなく消耗戦。この展開であれだけ突き放してくるとは思いませんでしたね。まあエーシンホワイティは消耗戦では良くないし、ダノンゴールドは明らかに本来の走りではなかったりと、2着以下がだらしなさ過ぎたという見方も出来るんですが、この馬自身は走りがいい意味で変わってきたのは間違いないです。番手でも競馬ができるし、中山の生垣、襷コースも問題なし。それでペースも不問となるとあとは力関係だけですね。
- ダンツミュータント
- ルールプロスパー
- ドリームセーリング
- ニジブルーム
- ウォンテッド
- ティリアンパープル
- サナシオン
- アップトゥデイト
- アポロマーベリック
- マイネルミランダス
- マキオボーラー
- タマモプラネット
- エーシンホワイティ
- ダノンゴールド
