1190件のひとこと日記があります。
2016/04/21 19:35
3強をまとめてぶった切り!ディーマジェスティが最初の一冠を制覇!
皐月賞1:57.9(58.4-59.5)
12.0-10.7-11.5-11.7-12.5-11.5-12.4-12.2-11.6-11.8
ある程度速くなるかもとは思っていましたがここまでのハイペースになるとは想定していませんでした。瞬間最大風速が19mという強風の中で、向正面が向かい風、スタンド前が追い風だったということを考えると数字以上に前の馬にとっては厳しいペースになっていると思います。風の影響に加えて3〜4角でがっつりラップが緩んでいて外からの差し馬に有利だった事も間違いないです。そして雨の影響のほとんどない高速馬場。袖ケ浦特別、鹿野山特別などの比較からも去年並みの時計の出る馬場だったと。これも自分としては予想外でした。
勝ったディーマジェスティについては高速決着になることがわかっていれば買えていたかも…いや、多分買えてないですね(笑)。今回あらゆる面で嵌ったのは間違いないですが、このハイペース、そしてこの高速決着に対応できた事に関しては評価せざるを得ないかと。スタートなんか大外枠から外に向かって出ていったわけですから全くロスがなかったということでもない。未勝利でなかなか勝ちきれなかった事や共同通信杯や今回の内容を合わせて考えてみると、レースレベルが上がりペースも上がる事でパフォーマンスを伸ばしてくる消耗戦向きの持続力タイプなんだと思います。瞬発力に関しては同タイプのマウントロブソンなんかと差がないわけで、ダービーでとなるとある程度前目のポジションを取って、他馬が仕掛ける前に自分から動いていく形でないと今年のメンバーでは厳しい気がします。今日のようなスタートでは苦しいかもしれませんね。
マカヒキはレース全体の比較としてはディーマジェスティ同様展開が嵌ったと見るべきだと思います。ディーマジェスティとの比較で語るならポジショニングの差とエンジンの掛かりの差がこの着差になったという感じ。この馬個別としてはおそらくラストは加速ラップになっていると思うんですが、弥生賞でもそうでしたが、4角での手応えでディーマジェスティに明らかに見劣っていた事を考えると、コーナーワークがあまりうまくないタイプなのかなと感じています。だからこそ直線の長いダービーで本領発揮…と言いたいところなんですが、血統的にはウリウリの前弟で半信半疑な面も多々ある。
サトノダイヤモンド、エアスピネルに関しては直線でのリオンディーズ斜行の影響がかなり大きかったと思います。パトロールも見ましたが坂の直前で大きく外に振られてブレーキをかける形になっていて、前半あれだけ流れて消耗戦になっている中で、坂の直前ブレーキというのは相当きつい。武豊Jが怒るのも無理ないですね。マウントロブソンのベリーJの方がそれ以上に怒ってたっぽいですが(笑)。不利がなくてもディーマジェスティに勝てていたかは微妙ですが、騎乗としてはルメールJも武豊Jも外から勝ちに行く競馬が出来ていてさすが一流ジョッキーという内容でした。サトノはダービー目標の仕上げでこの結果なら当然次注目。エアも有力どころより前で競馬をして早めに動く競馬ならダービーでもチャンス有りでしょう。
リオンディーズは好スタートから番手での競馬になりますが、レースラップとしても速かったんですが、この馬の個別ラップでも向かい風の向正面で推定で11秒台前半を出していると見られ、明らかなオーバーペースだったと言えます。デムーロなりの勝ちにいく競馬だったのかもしれませんが、ダービーに向けてという話になると、掛かり気味に出していったのはあまりいい競馬ではなかったのかなと感じます。そして直線のアレです。脚がなくなっているのに思い切り右ムチが入っていて明らかに外の馬を妨害しようというのが見て取れましたからね。結果、戦前から盛り上がりを見せていたこのレースに水を差してしまった。馬個別としてはあの流れで早めに仕掛けてあそこまで粘ったんだから強い競馬はしているんですが、個人的にダービーで有力視するかどうかと言われると気性的な面で微妙かもしれません。