ヴィクトリアMはストレイトガールが圧勝で連覇達成！

ヴィクトリアM1:31.5(45.7-45.8)
12.3-10.4-11.1-11.9-11.5-11.4-11.3-11.6

レッドリヴェール＆石川Jがスマートレイアーに喧嘩を売りに行った事で自分が想定していたよりも前半3Fが速くなって平均ペースになりました。4F目で少し緩んだんですがその後カフェブリリアントが掛かって上がっていった事でそれに合わせるように全体的な仕掛けも早くなった、という感じでしょうか。

ストレイトガールはそんな厳しい展開の中で中団で我慢して直線内目を突いて影も踏ませぬ圧勝劇でした。直線で前がポッカリ空いてヴィクトリーロードが出来たのはラッキーだったと思うし、超高速馬場というのもこの馬に向いた。とはいえこの条件ではミッキークイーンやショウナンパンドラよりも一枚上だったことは間違いないでしょう。去年のこのレースは今年よりも展開的には楽だった(大逃げのミナレットは除いて)と思うんですが、この馬は後半4F44.0秒という驚異的なスピードと持続力で差し切っていたんですよね。去年よりも厳しいペースの中でも同じように伸びて来れたわけだし、7歳馬ではありますがさらに成長しているんじゃないかと感じます。自分はこの馬のことをマイラー寄りの馬だとずっとここで書いてきたんですが、それを証明する勝ち方をしてくれて嬉しいです。この内容なら安田記念でモーリスやリアルスティールともいい勝負が出来るんじゃないでしょうか。今から楽しみです。

ミッキークイーンとショウナンパンドラはいずれも適距離ではない中で、いつもより追走に脚を使わされながら後半それなりの脚を引き出してきたことは評価できます。勝ち馬には完敗とはいえ4着以下は離しているわけですからね。マイルはともかく王道路線ならこの2頭が牝馬の中で抜けていることは間違いない。特にパンドラの方をより評価したいですね。内目からストレイトの作ったスペースをうまく突いてきたミッキーに対して、コーナーでも速いラップを刻む中終始外々でロスを作りながらの競馬だったわけですから強い競馬をしているのはこちら。もともと目標は宝塚記念ということだし牡馬相手でも期待しています。