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2016/05/29 19:57
接戦を制したマカヒキが6913頭の頂点に輝く!
日本ダービー2:24.0(60.0-26.0-58.0)
12.6-11.1-11.9-12.1-12.3-12.9-13.1-11.8-12.0-11.6-11.0-11.6
序盤がそれなりに速くて縦長になったんですが、だんだんとペースが落ちていって向正面の6〜7Fあたりではガッツリ緩んでいます。にもかかわらず隊列は大きく崩れていないことから、後続は数字以上にスローだったのかなという感じ。アグネスフォルテが3角手前で動いたところで一旦前のペースが上がったんですが、その後コーナーで緩み直線に入って最加速。最加速のタイミング自体は遅くてギアチェンジと瞬発力が求められる展開になったと思います。
マカヒキは好スタートそのままに今までよりも積極的なポジションを取ってきました。中団よりも前のラチ沿い、理想的なポジショニングだったと思います。4角で外目に持ち出していって直線はなかなか進路が作れなかったんですが、残り1Fでエアスピネルとサトノダイヤモンドの間、サトノが外にヨレたところをこじ開けると一気に伸びてそのまま押し切りました。最後はサトノに詰め寄られているんですが、進路が出来たときの一瞬のキレは素晴らしかった。これに関しては混戦模様のこの世代の中でもナンバーワンと言ってもいい。川田Jの積極策も含めて見事な勝利だったと思います。
サトノダイヤモンドもマカヒキのやや外の前、同じような位置取りでした。エアスピネルを目標に外から仕掛けていって徐々に加速してきますが、最後マカヒキと軽い接触があって外に膨れたのが痛かったですね。あそこで出し抜かれながら最後ハナ差まで詰め寄っているんだから強い競馬はしています。長く脚は使えるのですがやはりギアチェンジに関してはマカヒキにはやや劣るかなという印象。ルメールJの仕掛けのタイミングについては良かったとは思うんですが。
ディーマジェスティーは今回はしっかりとゲートを決めて、これも中団あたりの同じような位置取りを確保。1番枠でしたが途中マカヒキの外に持ち出して直線で包まれないようにという安全策に出ました。これが悪い選択だったとは思わないんですが、結果的には外から仕掛けが後手になって、長い直線での後半要素で上位2頭に劣ってしまった格好。皐月賞のときはコーナーで先に仕掛けていけたことが大きかったと思いますからね。
エアスピネルは有力どころよりも前に位置取って、それらよりも先に自分から仕掛けていって出し抜く形。後半要素ではマカヒキ、ディーマジェ、リオンに劣ることはここ3走で武豊Jもわかっていたと思うし、勝ちに行くならこの競馬しかなかったと自分も思います。一旦抜け出して脚を出し切る形で差されたんだからこれはもう仕方ない。有力どころの位置取りが予想よりも前だったことが誤算だったかな。
リオンディーズは折り合いを意識し過ぎるあまり物理的に届かない位置取りになってしまった。まあ皐月賞のレース振りや調整過程を見て自分としてもある程度想定できた負け方だったので悔いは無いです。リスク覚悟でオッズ妙味を求めて本命にしたわけですからね。今回出していかなくても掛かり気味だったわけだし、この距離も若干長かったのかもしれませんね。