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2016/06/27 18:05
春のグランプリでマリアライトが強力4歳勢を撃破!
宝塚記念2:12.8(59.1-12.4-61.3)
12.6-11.0-11.1-12.3-12.1-12.4-12.3-12.2-11.9-12.2-12.7
道中息が入ってないということはないと思うんですが、12秒代前半のラップが並んで終始淀みのないレースだったと言っていいと思います。このラップでも余力を残して追走できる前半のスピード要素と、そのスピードを長く保たせる後半の持続力要素の両方が求められる非常に厳しいレースだったといえますね。自分としてはもう少し前半がゆったりと流れてからのロンスパ消耗戦になるだろうと想定して長距離タイプを中心に買ったのですが、この前半の速さではそういうタイプが追走に余力がなくなってしまうのも当然かなという感じです。
マリアライトはショウナンパンドラが回避した時点で本命にすると決めていたんですが、フェイムゲームのあまりの人気のなさに釣られて対抗に落としてしまいました(笑)。ドスロー2F勝負となった日経賞でもそれなりにやれているんですが、持続力勝負の方がいいというのはエリザベス女王杯でもわかっていました。どちらかというとスローロンスパの方がいいと思っていたので、この前半のペースに対応してきたのは少し驚きましたが。今回はやや時計の掛かるタフな馬場も向いたとは思いますけどね。
ドゥラメンテもセントポーリア賞やダービーの結果からもこういう消耗戦が向くのもイメージどおりかなという感じです。今回調教の動きから状態面に不安があったので評価を少し下げたんですが、しっかりキタサンブラックは捕らえたし問題なく力を示しました。ただレース後にデムーロJが下馬したようで、大事に至らなければいいのですが…。
自分の中で意外だったのがキタサンブラックの3着。ゆったりした流れをギアチェンジで出し抜くタイプの馬だとずっと思っていたので、こういう厳しい流れを自ら作って追いかけた馬を持続力で篩い落とし粘り込んだのには正直驚きました。ダービーでも淀みないペースを先行していたんですがその時は早々に脚を無くしていたわけで、その頃と比べて大幅に持続力要素を伸ばしてきたということなんでしょう。こんなレースでも好走されちゃったら今後崩れるパターンが考えにくいですね。もう安易に軽視するのはやめようと思います(笑)。
ラブリーデイ、ステファノスが最後甘くなったのもイメージどおりなんですが、それでも掲示板に残ったのは単純にこれらの能力がG3レベルの馬と比べると一枚も二枚も上だったということでしょう。こういう流れが合いそうなラストインパクト、ヤマカツエース、あとはサトノノブレス辺りでも逆転できそうだと思っていたんですけどね。自分が考えていた以上に強い馬だった。この2頭は流れが向きそうな秋の天皇賞で大注目です。
自分が今回有力視していた長距離型消耗戦タイプのフェイムゲーム、トーホウジャッカル、シュヴァルグラン辺りは前半に無理をさせられ過ぎたことで良さが全く出なかった。フェイムゲームに至ってはまともに追走すら出来ていないレベルで、直線でも詰まりまくって結局最下位に沈みました。これらが中距離のハイペースに対応できなかったのは残念ですが、今後スローロンスパになる中長距離戦があれば普通に巻き返してくると思います。