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2016/10/02 18:31
秋のスプリント王決定戦は新生レッドファルクスが制す!
スプリンターズS1:07.6(33.4-34.2)
11.8-10.5-11.1-11.2-11.2-11.8
ペースバランスとしてはハイペースなんですが、このラップはほぼ単騎逃げ同タイム2着のミッキーアイルが刻んだもので、自分が想定したよりは速くならなかったなという印象。ソルヴェイグの最序盤の速さは想定どおりだったんですが、外からミッキーが主張してきたことで田辺Jが控えたのが想定外でした。内の先行馬が有利のラップだったと思うんですが、内は内で前が壁になって勢いを付けれなかった馬も多く、結果的にはスムーズに押し上げていけた外の方が脚を出し切りやすい展開だったいうことでしょうか。
レッドファルクスは馬場の違いはあれど、CBC賞に近いラップ推移になったことが良かったかなという感じがします。同じようにラスト1Fで前が止まったところで、この馬は止まらずにバテ差した格好。CBC賞の時もあのラップで最後まで止まらずに差し切ったのは正直凄いなとは思っていたんですが、今日も大外からかなり長く速い脚を使っていて、この結果は決してフロックではないと思います。動き出しの早いデムーロJと相性が抜群な馬だと感じますね。自分の中でも軸候補ではあったんですが、外枠の追い込み馬でこの人気はちょっとなぁという感じで消極的になってしまいました。
ミッキーアイルは松山Jがしっかり逃げを主張していって、うまいこといいペースに持ち込みました。本当にこの馬を手の内に入れている感じがしますね。やはりこの馬にとっては行き切る形が一番力を引き出せる。今後も師はこの馬の戦法についてあれこれ口出ししないほうがいいんじゃないでしょうか(笑)。今回はそれほど速くないペースで粘りこみましたが、もっとペースが上がっても大丈夫な馬だと思います。自分は状態面を不安視して切ってしまったんですが、全く問題なかったみたいですね。
ソルヴェイグはもう少しペースが上がっていれば、直線でもう少しスペースがあればという感じでアンラッキーな競馬になってしまった。まあポジショニング的には恵まれたとは思うし、この馬以上に直線でロスのあった馬も多いので、3着と格好を付けた田辺Jはさすがだとは思うんですが、この馬としては自身前傾ラップで走破したいタイプだと思うので、ミッキーに前を譲らずに行き切ってしまった方が良かったんじゃないかと思ってしまうんですよね。人気はしてなかったけど普通にここでも上位の力だったとはレース後も思っています。
ビッグアーサー福永Jは最内枠を引いてしまった以上、おそらくは前走のように逃げたかったと思うんですよね。かなり騎乗について批判されているんですが、もちろん詰まったことについては鞍上のミスだとは思いますが、おそらくは控えるように指示したであろう陣営の方に責任が大きいと自分は感じます。前走でこの馬を逃かした理由について福永Jは選択肢を増やすためというようなニュアンスのコメントをしていましたが、陣営はレース前から本当は前走逃げて欲しくなかったとか、今回は逃げませんとか、増やした選択肢を狭めるようなコメントを何故したのか理解に苦しみます。