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2016/10/17 18:14
混戦の秋華賞はヴィブロスが制し姉の無念を晴らす!
秋華賞1:58.6(59.9-58.7)
12.4-10.5-12.9-12.2-11.9-12.6-11.7-11.4-11.3-11.7
クロコスミアがハナに立って隊列が決まったところで例によって岩田Jがペースを落としたんですが、カイザーバルが我慢出来ずに外から掛かり気味に上がっていったことでエンジェルフェイスやネオヴェルザンディあたりも触発されて、岩田Jとしてはペースを上げざるを得なくなった感じですかね。それで緩んで速くなって緩んで速くなるという、なんか変なラップを刻むこととなった。全体的に見ると京都らしいスローの4F勝負ではあるんですが。
ヴィブロスは単純に力を見誤っていました。基本紫苑S組は軽視しようと思っていて、今回上位9頭まで関西馬だったわけで、それは間違いではなかったと思うんですが、この馬は改めて紫苑Sを見直すと結構なブレーキを踏まされていたんですね。この馬の場合春のトライアルで全くいいところが見られなくて、今回もその時に負けた相手が多数いたことで、個人的には非常に買いにくかった。夏を越えて一気に成長してきたということでしょうね。成長力という意味ではヴィルシーナというよりもシュヴァルグランっぽいかもしれない。今回ちょうど中団あたり勝ち負けになるギリギリの、道中外過ぎもしないほどよいポジショニングで進められたのが良かった。福永J名誉挽回ですね。お見事でした。
パールコードは今回好位やや後ろと理想的な位置取りで、前走とは違って4角でもスムーズに進路を作れて直線脚を伸ばしてきました。ただ高速馬場の瞬発力勝負では勝ち馬の方が一枚上手だったということでしょう。この馬の場合フローラSで淀みない流れの消耗戦でも力を見せていて、どんな流れでもやれる総合力の高い馬だなと感じるんですが、その時はチェッキーノの完敗だったように、スペシャリスト相手では足りないのも事実。今後も大崩れは無いけど勝ちきれないレースを続けそうな気がします。
カイザーバルは外枠で予想通り掛かってしまったんですが、上がっていったのがちょうどスタートして3F目のラップの大きく緩んだ地点で、むしろ掛かったことで効率のいい押し上げが出来た感じですね。奇しくも鞍上よりも馬の方のペース判断が正しかったということ。この馬は春の時点で良い瞬発力の片鱗を見せていましたが、ここ2走ポジションを取りにいったことでその良さが活かせている感じがしますね。掛かり癖があるのが難しいところなんですが、このくらいの距離かもっと長い距離で、ポジションを取りにいく競馬が合っていると思います。
本命馬デンコウアンジュは出遅れ大外ブン回しで何も出来なかった。まあこの馬場では出遅れた時点で終了だと思うので、内田Jを責めることはできない。これまでどのレースでも確たる敗因があるせいで、馬券にならなくてもいつまでも追い続けなければならない罠に嵌ってしまっています。この辺で相手関係や人気に関わらず縁を切るべきだとも思うんですが、買わなかった時に穴をあけられたら悔しいしなぁ…。