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2016/10/23 19:19
サトノダイヤモンド圧勝!里見オーナー悲願の初G1制覇!
菊花賞3:03.3(59.9-64.5-58.9)
13.0-11.3-11.0-12.4-12.2-12.7-13.6-13.2-12.3-12.7-12.2-12.0-11.6-11.5-11.6
三分割するといかにも菊花賞らしいペースだったなぁという感じなんですが、道中一瞬速くなってまた緩んだりと意外と淀みもあるラップ。ラスト5Fから徐々にペースが上がっていく感じですが、各馬の仕掛け自体は遅くなっていて、ロングスパートだけれども消耗戦というほどではない、後半の総合力が問われたレースになったかなと思います。
サトノダイヤモンドは好スタートからスッと好位内に取り付いてじっくり折り合いを付けながら道中進める形。淀みの中で自分のペースを守ることでポジションを少しずつ下げながら、途中我慢できず内から押し上げてきた各馬に道を譲るように外に持ち出しました。ラスト5Fの坂の上りあたりで軽く仕掛けられると、3〜4角にかけて持ったままギアを上げて押し上げていき、直線途中でもう一度仕掛けられるとそれに反応して楽に抜け出し、そのまま押し切っての完勝でした。本当に強い内容だったと思うし、ルメールJも落ち着いていましたね。淀みの大きい中でも余裕で折り合えていたし、鞍上のゴーサインにもしっかり反応できていたように、本当に操作性の高い賢い馬だと感じました。結果三冠を三強で分け合うこととなった訳ですが、今日の内容を見せられるとこの馬の一強と言ってもいいんじゃないかと思ってしまいます。古馬との対戦が楽しみです。
馬券の方はサトノとエアの2頭軸で外してしまったんですが、レインボーラインは紐で買うことすら全く考えなかったので悔いはありません(笑)。札幌記念は距離が伸びて良さが出たのは確かだと思うんですが、淀みのない平均ペースでの好走でしたからね。ダービーで今回と似たような後半の流れで、そこそこ頑張れていたとはいえ上位勢には完敗だった訳ですから。馬が大きく成長したと見るべきなんでしょうね。あとは福永J特有のギリギリまで我慢する仕掛けが馬にマッチした可能性もありそう。
2頭目の軸だったこともあって、レース中はサトノダイヤモンドではなくずっとエアスピネルの方を見ていました。終始行きたがるようなところを見せながらの追走だったので、リアルに胃が痛くなりました(笑)。武豊Jが外枠にもかかわらず勇気のある先行策をしてくれたし、道中もよく我慢させてくれました。距離不安説を嘲笑うかのような人馬の頑張りだった訳ですが、まあ今日のレースを見ると3000mもこなせるというだけで、やはりベストはもっと短い距離なんだろうなとは感じました。