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2016/11/14 17:54
デムーロJの見事な捌きでクイーンズリングが悲願のG1制覇!
エリザベス女王杯2:12.9(61.5-58.8)
12.5-11.2-12.8-12.7-12.6-12.6-12.5-11.9-11.5-11.2-11.4
予想通りのドスローで仕掛けもかなり遅くてラスト2Fだけの勝負といっていいかもしれません。早めに動いていくだろうと思っていたマリアライト&蛯名Jが、序盤の不利を引きずっていたのかミッキークイーンに出し抜かれるような消極的な仕掛けになってしまったことが、こういうラップになってしまった原因かな。それにしても蛯名Jは今日に限らず自分から不利を受けにいっている様に見えるのは自分だけでしょうか(笑)。シャルールの動きは横目に見えていたはずで、各馬の動きはある程度予測できそうなもんですが、あんな狭いところに何も対策なしに突っ込んでいっては、不利を受けるのも仕方ない気がするんですけどね。
クイーンズリングは出遅れた時点でもう駄目だと思ったんですが、しっかりペースの落ち着いたところで内からジワジワと押し上げていき、3〜4角もコーナーワークの利で前との差を一気に詰め、直線で外目に持ち出して馬群の中から抜け出してきました。ミッキークイーンやマリアライトにとっては厳しい、この馬向きの瞬発力勝負になったのはラッキーでしたが、デムーロJの騎乗も完璧に近いものだったかと思います。ラップ的に理に適った経済的な押し上げもそうだし、直線の進路の決断の早さもです。やはり大きいレースでは頼りになるジョッキーだなぁ。出遅れ癖さえなければ…。
シングウィズジョイはドスロー専用馬でこういう展開がマッチすることは解っていたんですが、さすがに力が足りないと思ったんですよね。重賞2勝馬ですが3歳時のフローラSやターコイズSとは相手が違いすぎましたから。あとは似たような後半になった前走の完敗も買いにくくなった大きな理由。3列目のポケットで完璧に立ち回ったルメールJも素晴らしかったけど、3歳牝馬の2番手グループであるパールコードにキレで上回ったんだから、馬の方の実力を認めなければならない。
ミッキークイーンは浜中Jが勝負どころでしっかり仕掛けていっていたんですが、クイーンズリングと比較して明確に反応で見劣っていました。この馬が強いレースをしたオークスや秋華賞やヴィクトリアマイルはいずれも消耗戦に近い各馬が脚を出し切る展開のレース。もう少し道中厳しめのペースになるか、仕掛けが早くなっていれば勝ったのはこの馬だったような気がする。まあそうなるとマリアライトが手強くなってきたと思うんですが、少なくともクイーンズリングには先着できていたかと。