競輪
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2016/12/19 18:53
中山大障害登録馬展望��
アップトゥデイト
昨年のこのレースの覇者。今年に入ってからの内容がいまいちで状態が戻っていない可能性も考えられたんですが、ここ2走はこの馬向きの展開でなかったことも確か。新潟ジャンプSも阪神ジャンプSもとにかく馬場が速くてその割にペースが上がらず、速い脚が無いこの馬としてはキレ負けだったと見ることも出来る。毎年このレースは2週目向正面あたりからスタミナがない馬をふるい落とすようなロングスパートになる傾向があるし、そういうズブズブの消耗戦でこそこの馬の持ち味が生きる展開で、近走が案外でもここで再び強いレースをしてくる可能性は十分にあると思います。2番人気以下の時は連対率100％で1番人気の時よりも成績がいいというのも面白い。
ウインイルソーレ
未勝利時代ずっと追いかけていてよく見ていた馬なんですが、ちょっとここは荷が重いんじゃないかなという感じがする。未勝利時代もペースが上がるとパフォーマンスを落としている印象だったんですが、現級に上がってからの3戦はいずれもペースに付いて行けず追走すら苦労しているという状況。使える脚も長くないのでチャンスがあるとしたら、ゆったりした流れで仕掛けも遅い展開でポジションを取りにいって出し抜く、という形だけだと思うんですが、例年のこのレースの傾向を考えるとおそらくそういう展開にはならないでしょうね。生垣コースで着順を落としているというのも大きな不安要素。
オジュウチョウサン
中山グランドJを含む重賞3連勝中で、鞍上と共にノリにノっている馬。アップトゥデイトに適性が近いズブズブの消耗戦タイプの差し馬だと思っていたんですが、今年はペースが速くても好位のポジションを取れているし、東京ハイジャンプでは上がり3F36.8という瞬発力戦でカラ馬に邪魔されながらも盛り返して差し切ったようにキレも増してきていて、あらゆる面での成長を感じます。マキオボーラー、タイセイドリーム、ウインヤードあたりはトップスピード戦で強さを見せていた馬なだけに、あの展開でそれらを問題にしなかったのには正直驚かされました。全登録馬中最も不安の少ない馬と言っていいでしょう。アクシデントさえなければ。
カウウェラ
今年1月の中京OPの勝ちっぷりを見て今年活躍するんじゃないかと期待していた馬なんですが、復帰後の内容が案外でした。まあ今考えるとあのレースは、直線障害で各馬が動かない中で1頭スピードをあまり緩めずに仕掛けながら飛越していけたことで先頭に立てていて、浜野谷Jの功績が大きいレースだったということでしょうね。昨年の秋陽ジャンプS3着も、マキオボーラーが前を掃除したことによって漁夫の利的に差し込んできた感じなので、着順どおりの評価はできないのかも。何も出来なかった前々走と比べると前走の内容は多少良化したとは思うんですが、休養前と比べるとまだまだという感じで、さすがにここでは手を出しにくい。
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