23件のひとこと日記があります。
2017/12/30 00:47
競馬とは関係ないけど、最近の(プロアマ問わず)偏った論評よく見るんで、つい(笑)
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/71_solaris/index.html
「100分 de 名著」番組プロデューサーのコメントから 一部抜粋
沼野さんの解説の中で、最も心に刻まれたのは、「ソラリス」という作品に「絶対的な他者と向き合うことの大切さ」というメッセージが込められているという指摘です。そこには、まさに今、世界を覆っている重苦しい暗雲をふりはらっていくヒントがあります。
世界は元来、もっともっと複雑で多様であるはずなのに、全てを「敵か味方か」という二色だけで色分けし、敵とみなしたものは徹底して排除するという思潮が世を覆っています。自戒も含めて思うのですが、テレビ、新聞、雑誌等々のメディアは本来、多様な人々の意見を尊重し、マイノリティも含めて多様な権利を擁護し、権力に対して厳しいチェックを行うことが創設されて以来の使命であるはずなのに、全てを一つの意見で塗りつぶし自分と意見を異にするものは全て敵とみなして徹底的に排撃し続けるといった風潮が横行しています。同じ考え方の人たちだけに囲まれて、複雑な世界を単純化し、異なるものを排除し続けることのほうが、安易で、居心地がよいと思う人も多いのかもしれません。
しかし、人間の真の勇気とは、自分とは全く異なる他者に身をさらし、自分自身が変わっていくことも恐れず、違和感や異質性に向き合い続けることではないか? 「ソラリス」の主人公、クリス・ケルヴィンが最後に示した姿勢こそ、レムが最も訴えたかったメッセージであり、私たちが今、最も学ばなければならないことだと思えてなりません。
ちなみに、俺の場合、この番組、当初は、島津さん目当てで見てました(汗)
けど、内容自体が面白いから本好きでない人にもお薦め (宣伝マンじゃないよ)