111件のひとこと日記があります。
2018/07/28 04:42
7月28日の新潟5R
7月28日、アルママが最も注目の新馬であることは間違いない。
だけれど、注目の新馬戦はまた別にある。
新潟5Rの新馬戦は、ちょっと特異なオッズになっている。
1〜3番人気が全てダイワメジャー産駒なのである。
3頭の母の中で最も走ったと思われるのがミトロジーの母リードストーリー。
米重賞を3勝以上はしている模様。適距離は1800mまでと少し短いが、母父が中距離馬のようで一応の体裁は整っている。
次がグレイシアの母クーデグレイス。秋華賞4着、1600万下2着の馬。母父ホワイトマズルとの組み合わせからはダローネガを出している。また一族からはラブリーデイも出しており、エアグルーヴと配合が近い名牝系。
タイセイセイヴァーの母マザーウェルは未勝利を脱出できなかったが、シンコウラブリイ×シンボリクリスエスの良血。ダイワメジャー×シンボリクリスエスからはミスパンテールが出ており、昨年の阪神牝馬S横山典騎手が逃げて勝利したことは記憶に残っている。
この3頭のどれに最も重きを置くかが難しい。どの馬も総合的に一長一短だからだ。
配合で最もいいのはグレイシアだ。実は母父ホワイトマズルは配合が良く、勝ち上がり率も40%以上と打率も高い。これはシンボリクリスエスよりも相性がいい。
ただし、ボトムライン潜むトニービン×リアルシャダイ×ノーザンテーストがプラスに出るか否か。
ダイワメジャーのノーザンテーストクロスはパワーを付与し、3×3の馬はほぼダート馬になる。ただしこの位置のクロスなら芝の活躍馬も多く、トニービン×ノーザンテースト牝馬とはダイワリベラルやフロンティアが出ている。特にダイワリベラルとは配合が似ている。しかし、どうしてもスピードが足りないように思えてならないし、調教も3頭の中では最もタイムが出ていないように見える。でも将来性は絶対にある。ダイワメジャーの配合相手は、欧州が強いくらいで丁度いい。
ミトロジーは配合的に新馬戦っぽい感じがしていい。Beware of the Cat≒Haloは面白いし、母父もいい感じ。ボトムラインにパワーもあるし、Nijinskyもナスルーラ×ハイペリオンもある。欧州が弱いので成長力は足りない気がするが、最もわかりやすいダイワメジャー産駒ではないか(早熟マイラー的な意味合いで。決して褒め言葉ではない。)
タイセイセイヴァーはHalo的なクロスはないものの、Nijinskyもナスルーラ×ハイペリオンもあるし、こちらは欧州血統がボトムラインに入っていい感じのバランス。母馬が走ってないのは気になるが、シンコウラブリイがONになっていればここで弾けるのは全然あると思う。
結論としてはミトロジーが一番手としたい。調教相手のランクが最も高いこともあるし、前述の通り新馬向きで、仕上がりも早そう。二番手にグレイシア。これは将来性と、ダイワメジャーの配合を信じたいから。三番手にタイセイセイヴァーと考えたい。
馬券はキンシャサノキセキのHis Majestyクロスが数頭いるので、そちらを絡めたい。恐らくミトロジー軸で他がヒモになるだろう。
穴としてはラッキーファインド。こんな配合見たかったし、キングズベストをここまで異形として使っているのを初めて見た。Miesque内にあるナスキロもいい感じに働くだろうし、DonatelloからPretty Pollyが補給されるのもShirley Heightsとつながる。
ダノンシャンティ必殺の配合で、ナスキロのストライドでダイワメジャー3頭を差し切って欲しい。
追記:大外枠に泣いたミトロジーは想定内。グレイシアが想定以上の走りを見せたのはダイワメジャーの種牡馬としての能力の成せる技。いいから調教でもそのくらい走ってよ!
グリーンティーはキンシャサノキセキのHis Majestyクロスで最も有望だった。具体的には牝系から見てもいい配合だったこの馬に白羽の矢を立てた。
問題はミチビキで、未だにナカヤマフェスタはわからない。今後の課題。