パドトロワについて

今日の小倉５R、パドトロワ産駒のルナミノルが2番人気9着に終わった。
好配合だと思っていただけにいろいろ考えさせられました。

母母ハートオブパリスはExclusive Native≒Exclusive Dancer3×3
双方重賞ではマイル以上の勝ち鞍がない、短距離スピード配合。
母プリンセスナナミではThatch＝Specialを含む、大雑把ではあるがウェルシュマフィン≒Nureyev的な配合。
この配合の上に、ルナミノルではNureyev5×4、Halo5×5、Secretariat5×5。
短距離っぽい配合のボトムラインに現代的なスピードの注入！
これはどうなるんだ！？と思っていたんですよ…。

この配合で9着になってしまうというのは、パドトロワの産駒に伝える要素を把握しきれていないのだと思いました。
そのため、パドトロワの現役時代の走りと、産駒の走りを確認したところ

や、柔らけぇ…。

そう、良く伸びる前足に特別早くない足のケイデンス、どこかフジキセキっぽい感じもする…（不勉強なため、スウェプトオーヴァーボードっぽさはわかりません。短距離馬だから、その影響も強いと思います。たぶんスピードの持続力とか。）

また、産駒の走りも見ましたが、総じて父から伸びる足を受け継いでる印象。
これ…母系にスピードよりパワーがいるやつでは…？

今のところ唯一、新馬戦に勝ったジゴロは母コリンズグラスがダート馬。ジゴロの母父がグラスワンダーというパワーを伝える種牡馬。母母ユキミザケが芝と砂で勝ち鞍があるOP馬。
ポイントはナスキロ、ナスペリオン血統が5代母Gay Hostessまでなく、純粋なNasrullahが1本しか入っていない点。また、Roberto経由のHail to Reason6・7×5、His Majesty6×5。
なるほど…パドトロワで短距離を勝つには、母系にスピード血統ではなく、RobertoやHis Majestyを脈絡させるのがいいのかな？と思った次第。
配合的に必要な要素はキンシャサノキセキと似てるかもしれません。フジキセキの遺伝要素にも関係あるのでしょうか。

ただし、パドトロワの柔らかさには可能性を感じます。特にルナミノルは控えることができればマイルくらいで力を発揮するのではないでしょうか。
フジキセキ産駒もマイルまでは距離に問題なかったし、次走距離延長なら面白いと思います。
この馬、見限るには早いです。馬券的な意味合いでも、配合的な意味合いでも。

今日は酔っているので、文章が散漫的です。次に自分で読むとき、わかりにくくて嫌になるので、手直しするかもしれません。でも酔いながら血統見るのは楽しいので、これでもいいやとも今は思います。

追記：パドトロワは4代母から継続してナスキロかナスペリオンの注入。それはケイデンスも遅くなりますし、完歩も広くなりますよねぇ。スウェプトオーヴァーボードは思ったよりも牝馬の配合で産駒の印象が変わるタイプの種牡馬であると思うので、パドトロワは配合次第では産駒の適距離伸びるんじゃないかなぁーと思います。