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2018/09/27 22:48
オルフェーヴル産駒のダート馬
芝で活躍するオルフェーヴル産駒ですが、ステイゴールドに比べてダートも走っている印象。
特にダート1800m以上の距離では、回収率100%を超えてきます。
という訳で、ダートで走るオルフェ産駒の配合について考えたいなぁと思います。
現状、ダート500万を勝ち上がったオルフェ産駒は以下の通り。
ストーミーバローズ
ダノンフォワード
グアン
プレシャスリーフ
ボードウォーク
配合的に大きな共通点として、ノーザンテーストとのニアリークロスが発生していることがあげられます。
もっと言えば、Northern Dancer×Victoria Parkのラインを刺激する競走馬がよく走っている。
名前を出せば、Nijinsky、Vice Regent、Storm Bird、The Minstrel等がそれに当たります。
やはりノーザンテーストの強大なパワーを利用する側面はありますが、それとアメリカダート的スピードとパワーを刺激するのが重要なのではないかと思います。
実際、上記5頭のうち3頭は先行馬です。
次に、Northern Dancerが2本以上、牝系に入っていること。
オルフェーヴルはノーザンテーストが濃いため、配合の基本を踏まえればNorthern Dancerが薄い方がいい。その意味でエポカドーロは教科書的だと思う。
2本は本来多いですが、その分パワーが強調された配合になるのではないか、という予想。
芝で走らすにはズブくなりがちだと思います。
ラッキーライラックは母母のラインにNorthern Dancerが入っていない。
そのため母父にNorthern Dancerが濃く入っていようが、配合的にバランスがとれる。
上記の中ではプレシャスリーフが唯一そういう配合をしているが、母父タニノギムレットでは伝えるものはパワーであろう。
ダート馬を出す、という意味ではNashuaやHis Majestyも良いように思えるが、実は芝で活躍する馬にも入っていることが多い。
このあたりは、オルフェ産駒にとって方向性を決める種牡馬でないものの、能力の底上げを図れる万能性の高い種牡馬かもしれない。
エポカドーロのおかげでオルフェーヴルは芝の種牡馬として認識されているが、私としては芝ダ兼用の種牡馬です。
いつかオルフェーヴルからダートチャンピオンが出たとき、ノーザンテーストを増幅したような配合になっていれば、思わず笑ってしまうような気がします。
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スイートデルマー90さんがいいね!と言っています。