競輪
111件のひとこと日記があります。
2018/11/26 04:41
JCと川田将雅についての妄想
2018年のJCが終わって、夢を見てるような心地で一杯ひっかけた。
それが終わって、ふと考えたことがある。
川田将雅は、今日の朝起きてからレースが終わるまで、どんな気持ちだったのだろうか、と。
数年前に、川田騎手と藤岡騎手の対談がネット競馬のコラムで載った。
大体、下記のような事を言っていた。
（有料だと思われるので直接抜粋することは控えた。）
2016年時点で、自分がトップ騎手になっていると考えていたこと。
「自分がトップに立つ」という気持ちで夢を持って騎手をするべきで、そのために貪欲であること。
川田騎手が今でもこの気持ちを持っているならば、現状は理想と程遠い。
現在のリーディングジョッキーはルメール騎手、2位はデムーロ騎手と外国人で占められ、11月11日の京都競馬場では１２R中１１Rで外国人騎手が勝利した。川田騎手だけでなく、日本の騎手全体のレベルが問われている。
上記のコラムでは川田騎手は自分が後輩に与える影響についても考えていた。
自分が競馬会を背負って行く、という責任感も垣間見えていた。
そういう騎手が、今の現状を考えずに今日のレースを迎えたように思えなかった。
12.9-10.8-12.2-12.3-11.7-11.8-11.7-11.4-11.4-11.0-11.4-12.0
これがJRAの発表した公式のラップタイムである。
レコード決着なので、その速さは当然であるが、ラスト3ハロンの頭が早く、後傾ラップなのが特徴。
下記に天皇賞秋のラップも記す。
12.9-11.5-11.8-11.5-11.7-11.6-11.3-10.9-11.6-12.0
ここで比べても、やはり後傾ラップで、キレでなく持続力勝負に持ち込み、体力勝負に持ち込んだことが良くわかる。天皇賞秋もJCも、基本的には同じ戦略で臨んでいる。
ただし、JCのテン3ハロンとラスト3ハロンは、天皇賞秋よりも速い。
変な話だが、前半5ハロンと後半5ハロンのタイムを足すと1.57.1となり、アーモンドアイは天皇賞秋のタイムと単純比較してもアルアインよりも速く走っているし、キセキ自身はサクラアンプルールよりも速い。
ここからも川田騎手から、もうほとんど玉砕覚悟に近い意思が伝わってくるような気がする。
そう、アーモンドアイとルメール騎手を真正面から倒しに行ったのである。
「今日はとにかく自分の競馬をしようと考えていました。」これは川田騎手のレース後コメントである。しかし上記のラップはそれだけで刻めるものだろうか。
ルメール騎手に大舞台で勝ちたい、日本人騎手も負けていないと世界に向けてアピールしたいという思いがあったのではないだろうか。
また、アーモンドアイは強いが、今までは同世代の勝負に勝ってきただけでもある。その底力はまだ見えていない。
スローペースからの瞬発力勝負でなく、想像を絶するハイペースのレースをすれば馬脚を露すのではないかと、そういう考えもあっただろう。
確かに、自分の競馬をして勝ちに行くならこれしかない。
余談であるが、アーモンドアイ以外の5着までの馬は5代血統表内にトニービンを持つ。この事実を踏まえて、血統評論家の望田氏は自身のブログのコメント欄で下記のように述べている。
「川田がトニービンのゾーンにして、トニービンが2〜5着に全部きたのに寄せ付けなかったのはすごすぎる」
「川田が「最強牝馬よ、このペース追いかけて爆発できるのか？」と語りかけてるようで、途中下からワクワクして息苦しくなりましたね」
つまり、規格外の体力もこのレースで証明することになった。
また、初めて先行して勝ったのも大きい。これでペース不問、位置取り不問のオールマイティさが証明された。あとは不良馬場がどうか、くらいである。昨年の菊花賞のような馬場ならキセキに分があるとは個人的に思う。
川田騎手のレースコメントはサバサバしており、内の感情は見られなかった。
しかし、相手が強かったから仕方がないと割り切れる騎手のようにも私には思えない。
今日はルメール騎手というより、アーモンドアイの強さが際立ったが、結果を出したのは外国人騎手という事実に変わりはないのだ。今日の東京競馬場は、１０R中６Rが外国人騎手が1着であった。
川田騎手はレースが終わってから、寝るまで何を考えてるのだろうか。
それを知るすべもないが、素晴らしいレースでファンを酔わせたという満足感が、頭の片隅にもあればいいと個人的には思う。
この決着を作り出したのは、間違えなく川田騎手とキセキなのだ。これは誇っていい事実だと私は思う。
- 2018
- アーモンドアイ
- アルアイン
- キセキ
- サクラアンプルール
- トニービン
- マイティ
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Jelly Beansさんがいいね！と言っています。
2018/11/26 09:00
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スイートデルマー90さんがいいね！と言っています。
2018/11/26 08:57
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アゴ太郎さん
オリバーさん
コメントありがとうございます。
基本的には自分用として日記を書いていますが、そのように感じて頂けたのなら嬉しいです。
また時間があるときに、ぜひコメントを頂ければとおもいます。2018/11/26 08:41
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アゴ太郎さん
高野寛さん
ご無沙汰してます。
川田騎手は常に後塵を拝してきたのですね。
その悔しさもぶつけ切った、勇気と信頼の騎乗だったと思います。
現地で見てましたが、アーモンドアイは本当に強かったですね。
ルメール騎手がムチを2回叩いただけで、粘るキセキを追い抜いて…。
来年は凱旋門賞行くでしょうが、大阪杯か宝塚記念でもう一度、キセキとの対決が見たいと個人的には思います。
斤量が2�堊�えても勝てると証明してから旅立って欲しいです。2018/11/26 08:40
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オリバーさんがいいね！と言っています。
2018/11/26 08:02
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オリバーさん
ほんと良い日記ですね
競馬コラムニストのような文章です♪2018/11/26 08:02
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高野寛さん
個人的には変わらない騎手だなと思います。
↑
すいません
途中で切れました2018/11/26 07:42
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高野寛さん
ご無沙汰してます。
いい日記ですね(^^)
僕も同じような感情を抱いてました。
勝ったアーモンドアイへの衝撃はもちろん、2着キセキと川田騎手にも同じようなインパクトを受けました。
思えば川田騎手はアーモンドアイのオークスも2着、秋華賞も2着、さらに今回...
秋華賞のミッキーチャームの時はレース後のコメントがありませんでした
これは川田騎手にしてはかなり珍しい事でいいレースが出来た自負の中で相当悔しかったのでしょう。
今回のレースのゴール直後の川田騎手を見ると清々しい感じにも見えます。
あの川田騎手をそういう感情にさせたならばやはりアーモンドアイは凄いです 笑
川田騎手はデビュー当時から同期の藤岡佑、吉田隼人、津村の中で1番最初にG1を勝つのは俺だ！とマスコミなんかに何度も発信してました。
昔から強い気持ちを持ち、周りにも厳しいかもしれませんが、自分にも厳しい。
デビュー当時から2018/11/26 07:41
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まつりさんがいいね！と言っています。
2018/11/26 07:34
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cloudyskyさんがいいね！と言っています。
2018/11/26 07:20
