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2019/01/19 15:53
中山1800mから学ぶ前提条件
何となくですが、欧州血統は大箱+スタミナに向き、
米血統は小回り+短距離に向くと思ってました。
しかし、中山1800mについて調べていくうちに、そう単純ではないと気付かされました。
今回は中山2200よりも、中山1800の方が欧州血統を必要とするのでないか、という話です。
下記に、昨年1年間に行われた、中山1800mと2200mのラップタイムの平均を記します。
ただし、新馬、未勝利は省きました。
1800 12.7 12.2 12.2 12.5 12.0 12.0 11.8 11.6 11.9 合計108.9
2200 12.6 11.3 12.6 12.6 12.7 12.5 12.1 11.9 11.8 11.7 12.1 合計133.8
特筆すべきは、2200mの方がテン2ハロン目が早いこと。これは1800mだと坂スタートで、最初から丘を登らなければならないのに比べ、2200mだとスタートは平坦から下りになります。
その惰力を活かして2ハロン目の登りが早くなるのだと思われます。
この結果、血統はどのように変化するか。
まだ結論はまだでていませんが、どうも1800mの方が欧州血統に向く傾向にあります。
思えば、スターとはスローで最後の直線で勝負する競馬は、欧州競馬の特徴。
これを考えると、東京2400mと2500mで勝ち馬の血統に差が出るのも納得がいきます。
距離が長い、短いだけでなく、コース形態も頭に入れなければと強く思いました。
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スイートデルマー90さんがいいね!と言っています。