競輪
111件のひとこと日記があります。
2019/11/16 15:27
リグージェという馬��
マルティンスタークは父シンボリクリスエス×母ラテルネという馬。
1000万下まで勝ち上がり、重賞にも出走した。
馬体を見ると胸が大きく、足が短いように見える。後ろと前のバランスが良いようにも思えない。馬体は不勉強だが、決して良くは無いのではないか。
足の短さから見ても、1800ｍが距離的に限界だろう。
配合的には米血の強い注入によるアウトブリードに尽きるが、あえて言えばTom FoolなどBull Dogの強いスピード系が配されているのがいい。ヨシオカザンに配された米血にもBull Dogがいた。それとFair Trialが入っていない点も指摘したい。
産駒は4頭中3頭が勝ち上がっており、その全てがSS×ノーザンダンサー系の種牡馬であることは生産者の意図が見える気がする。また、唯一勝てなかったのがダイワメジャーであることから、米血よりも欧州血統が強い方が合うのだろう。オルフェ産駒のエングレーバーは新馬戦も勝ち上がり3歳重症にも出走した。晩成傾向であることを考えれば、将来的には重賞も狙える。
リグージェは父ブラックタイド×母ラテルネだが、前走の上がり3ハロンタイム33秒という数字よりも、内容が素晴らしかった。
4コーナーを回ってきたリグージェは、前後左右が囲まれて身動きができない状況だった。すぐ外を走っていたアドマイヤミモザが上がっていった場所を通り外に出した時には周囲もすでにスパートをかけており、その不利はいいポジションを取れた競走馬に比べれば3馬身ほどあっただろう。それを差し切れる能力と、鼻差を制する精神力は光っていた。
レースレベルも低くない。走破タイムは凡庸だが、上りタイムは平均を大きく上回るし、2着の馬が次走で負けたのは不良馬場だからだ。3着の馬は次走で勝ち上がり、りんどう賞でも2着に入っている。りんどう賞は出走馬が全て1勝はしており、ラインベックの勝った中京2歳Sよりはレベルは高いはずだ。
貶すつもりはないが、客観的に見てもラインベック以下ということはないのではないだろうか。
馬体もマルティンスタークに比べて均整が取れて、すごくカッコよくなった。
また一つ、欠点を克服してきたと感じた。
配合的にも面白い。
ウインドインハーヘアには多くのFair Trialが配されており、Goofed≒Discipliner（ヨシオカザンの父母）、Jojo（Highclereの父母）≒エルギヤロー（ヨシオカザンの父）となっており、執拗な継続クロスが仕掛けられている。
また、この馬でサンデーサイレンスとノーザンダンサー系を注入と、初めて主流血統が入ることも特筆モノである。
安易にニックスや主流血統に走らず、適切な種牡馬選択ながら地味な継続クロスを重ねてきたリグージェは果たして強いのだろうか。
ブラックタイドの子供は打率が低いがメンタル面はどれも一級だと思っている。
引き継がれた血が爆発すれば、ディープ産駒とも戦えるはずだ。
どの程度の競走馬か、馬券を握って楽しみたい。
- マルティンスターク
- バラン
- Tom Fool
- ヨシオカザン
- Fair Trial
- ノーザンダンサー
- ダイワメジャー
- エングレーバー
- リグージェ
- アドマイヤミモザ
- ラインベック
- ウインドインハーヘア
- Goofed
- Discipline
- Highclere
- サンデーサイレンス
- ブラックタイド
