競輪
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2020/11/22 02:28
アドマイヤマーズに期待してしまう
安田記念に負けた日、グランアレグリアとの差を痛感した日記を書いた。
きっと友道先生も悔しかったに違いないし、川田騎手は今でも騎乗を叩かれている。
私は、安田記念もスワンＳも、人も馬もできることはやったと思っている。
そして全てをこのマイルＣＳにつぎ込んできたことに疑いは無い。
アドマイヤマーズはダイワメジャーとあまり似ていない。
デビュー当時、デムーロ騎手はダイワメジャーと違う、軽い走りをするという趣旨の発言をしていた。その通りであり、スタートしてからの加速は少し緩く、最後の直線もキレで差しているように思える。
ダイワメジャーのレースを見ると、先頭に立とうかというほどの好スタートとダッシュ力を持ちながら、お先にどうぞと他馬に譲り、2〜3番手を追走、最後に追い込んで半馬身差で勝つ、という走りが印象に残っている。もちろん安藤勝己が作り上げた側面もあるし、早めに先頭に立つとソラを使うと聞いたことがあるからそういった走法になったのだろうが、マイラーとしての完成度や、タフなレースにして勝つような走りが私は好きだった。
また、妹のダイワスカーレットとはタイプはまるで違うが、ゴール前でのしぶとさは兄妹揃っていた。血統の奥深さを教えてくれた馬の1頭だ。
そしてまた、アドマイヤマーズからも競馬の奥深さを教わっている。
頑強なパワーマイラーの父からしなやかでキレを兼備した活躍馬が出て、その産駒はまた頑強な活躍馬が出る。競馬はその繰り返しだと言うが、それを目の前で見せてもらっている。
アドマイヤマーズの産駒は、ノーザンテーストクロスでダート馬を出したり、スカーレットインクを刺激してスプリンターを作ったり、ポンデザールのような牝馬に付ければ長距離馬も出るかもしれない。父とは異なる産駒を出して、その血は広がっていく。
友道先生がスワンＳを使ったのは、マイルＣＳを見据えての物だし、川田騎手はアドマイヤマーズに合わせたギアのあげ方を頭では解っているように思える。（実行できているかはわからないけれど）
馬体も調教も今回が過去最高。確実にパワーアップしている。
デムーロ騎手が今、アドマイヤマーズに乗ったら、少しは親父に似てきたと思ってくれるかもしれない。想像して、少し笑ってしまう。
グランアレグリアもインディチャンプも当代屈指のマイラーで、サリオスだって歴史に残る馬になるだろう。
だが最初から強かったわけでも無かった。グランアレグリアは過去に勝ったこともあるし、インディチャンプはデビュー時から18�埖僚鼎鯀�やしている。
だから、アドマイヤマーズも成長したことを結果で証明してほしい、強くなった姿を見せてほしい。
スタートは中段前目、ギアをひとつずつ上げて4コーナーで先頭に立ち、後ろから追ってきたグランアレグリアやインディチャンプと叩き合うような、そんなレースが見れれば最高だと、そんな妄想をしている。
- グランアレグリア
- アドマイヤマーズ
- ダイワメジャー
- ダイワスカーレット
- パワー
- ノーザンテースト
- スカーレットインク
- プリン
- ポンデザール
- インディチャンプ
- サリオス
