競輪
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2021/08/15 15:19
セントサイモンの悲劇とSSクロスについて��
前回の続きです。
SSにセントサイモンの悲劇は起こらないでしょうし、
最近でも少し見るようになってきた、という程度しかインブリード馬がいないと思います。
現在は母父にSSを持った種牡馬からインブリードをした馬に活躍馬が多い印象。
しかし、サンデーサイレンスのクロスを行うだけの下地も重要だと見てて思います。
エピファネイアは現在、獲得賞金上位10頭のうち9頭がSSクロスを持っています。
血統表内のTri ArgoはSSの名血の多くを刺激してますし、
シーザリオ内のHalo≒Habitatもあります。
2代続けて、SS内の名血を刺激してると言っていいでしょう。
過去の事例に学んでも、大種牡馬のクロスで成功しようとした場合、事前の下準備が大事になります。
下準備とは、その種牡馬のカギとなる馬を継続してクロスしているかどうかです。
セントサイモンのクロスで、今日まで血を残した馬は多くいますが、
大成功を収めた馬の多くは父ガロピンをクロスしていました。
同じことはSSにも言えるとエピファネイアは証明してるように思えます。
サンデーサイレンス内の名血を継続して刺激してるかどうかが、
SSクロスをして成功するかどうかの目安になりそうです。
直系では活躍馬ではまだまだ少ない印象です。
個人的な考えでは、SSは直子に自身の名血をクロスした名馬は少ない印象。
ディープインパクトはHalo≒Sir Ivorを持つその筆頭ですが、
そのため産駒には母ウインドインハーヘアを活かした配合や、
足りないパワーを補強する配合が多く、SS内を活かすような配合は少ない。
Haloのクロスを持ち優秀な成績を残したのはマカヒキとサトノダイヤモンドですが、
産駒はまだデビューしていません。（というかマカヒキは引退させてあげて…）
今後ですが、ドゥラメンテとサトノダイヤモンドに注目しています。
ドゥラメンテはSSを異形として使った、キングカメハメハの教科書的配合です。
つまり、SSをクロスしても打率は低いと考えています。
ただ、牝馬がシーザリオのような、SS内を刺激してる場合は可能性があるので、
一概に否定するのは危険と考えています。
サトノダイヤモンドは5代血統表でHaloクロスを3本持っており、
私はディープインパクト後継種牡馬筆頭だと考えていました。
もちろん様々な可能性があるのでどうなるかわかりませんが、
SSクロスの名馬を出せるだけの下地はあるのではないでしょうか。
どんな産駒が勝ち上がっていくのか、この馬の種牡馬能力に注目しています。
- サンデーサイレンス
- エピファネイア
- Tri Argo
- シーザリオ
- Halo
- Habitat
- ディープインパクト
- Sir Ivor
- パワー
- マカヒキ
- サトノダイヤモンド
- ドゥラメンテ
- キングカメハメハ
